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ソウル市、6階以上の新築建物にスプリンクラー設置を義務化

議政府の火災をきっかけに安全基準を強化 

最近発生した京畿道議政府の都市型生活住宅火災を意識して、ソウル市が市内の6階以上の新築建物にスプリンクラー設置を義務付けることにした。

パク・ウォンスンソウル市長は23日、火災総合緊急対策会議を招集し、新築建築物について、現在適用される都市型生活住宅関連法令より強化した基準を設けた。この日パク市長は、市内の都市型生活住宅緊急標本調査と安全性のチェック結果を聞いて、火災対応強化と緊急車両通行を確保するための駐車場対策などを論議した。

標本調査では、外壁可燃性仕上げ施工、背面ドライビット(断熱のために具体的な上に発泡スチロールを付けセメントを重ねて接合し工法)を施工、隣接する建物との狭い通り、非常口前積置物などの住宅問題が発見された。

強化したソウル市の基準によると、新築建築物は従来11階以上ではなく、6階以上であってもスプリンクラーを必ず設置しなければならない。また、6階以上の建築物は、すべての層が不燃性材料で施工されなければならない。1階ピロティには、防火扉と熱・煙探知機が設置されなければならず、天井仕上げ材に必ず不燃性材料が使用されなければならない。1階ピロティ上部(2階の床)は内断熱にしたり、外断熱にするには不燃性材料を使わなければならない。

工事中の建築物は、骨組み工事が開始されていない場合、設計を変更してスプリンクラーなど火災予防施設を繰り返さなければならない。もし骨組み工事が終わった時は、不燃性の材料で仕上げなければならない。市内には8万4023世帯(2014年基準)の都市型生活住宅があり、このうち6階以上の都市型生活住宅は50%(4万2048世帯)に達する。

市当局は、建築物が民間所有であるだけに、火災予防施設の設置費用の融資を支援することにした。ソウル市が提供する公共ワンルーム住宅にも同じ基準が適用される。

ソウル市の関係者は「来月3日まで都市型生活住宅に対する全数点検を行い、不備を補完する」と述べた。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-23 10:15:26




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