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韓国政府、「アジアのインフラ投資銀行へ参加」を公式宣言


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韓国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を公式宣言した。政府は26日、「関係部処間の議論を経て、韓国はAIIBに予定創立会員国として参加することを決定し、これを中国に書簡で通知した」と明らかにした。

政府は6月までAIIB会員国との設立協定文の交渉を終え、下半期に国会の批准手続きを踏む予定だ。この手順が完了すれば、韓国はAIIBの創立会員国の地位を得ることができることになる。政府はAIIB予定創立会員国から同意を受ければ、韓国も予定創立会員国になることができると説明した。AIIBは今年末、あるいは来年初めに公式に発足する予定だ。AIIBは立ち遅れたアジア地域の成長と社会の発展のためにインフラ投資を支援する目的で、中国主導で新たに設立される多国間開発銀行だ。

米国と日本が主導する世界銀行(WB)とアジア開発銀行(ADB)に対応するために中国が設立するAIIBは、2013年10月、習近平・中国国家主席がユドヨノ インドネシア大統領と会談し、設立を提案して全世界に伝えられた。昨年10月に中国、インドなどの21カ国が覚書(MOU)を結んで、この機構の設立に参加した。

以来、インドネシアやニュージーランド、モルディブ、サウジアラビア、タジキスタン、ヨルダンなど6カ国の追加登録が承認され、加盟国が27ヶ国に増えた。また3月に入って、英・仏・独・伊やスイス、ルクセンブルクが加入を申請し、会員国は33カ国に増えた。韓国は34番目に参加を宣言した国になった。豪州も参加を肯定的に検討しており、参加国は35カ国になると思われる。

これにより、米国と日本の参加の如何が終盤の変数として浮上した。

政府関係者は、「AIIBは韓国が設立からの主な会員国として参加する初の国際金融機関」だと意味を付与し、「韓国の金融外交の領域を拡張できる重要な手段となるだろう」と語った。

この政府関係者はまた、「中国が過度の影響力を行使しないことを何度も明らかにした事があって、環境や人権などの問題にも国際基準に合うように前向きに検討すると明らかにした点が登録を確定したきっかけになった」と説明した。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/パク・ユンス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-27 04:01:01




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