トップ >
コリアナウ > 事件事故 > 医師の同意なく処方箋と違う薬を渡した薬剤師に罰金刑
処方箋を発行した医師の同意なしに別の医薬品を調剤、患者に提供した薬剤師が罰金刑を宣告された。
春川地方法院 刑事2単独アン・ジョンファ部長判事は3日、薬事法違反容疑で起訴された薬剤師A(62、女)氏に罰金450万ウォンを言い渡したと明らかにした。
麟蹄郡にて薬局を運営するA氏は、2009年5月1日から2012年4月30日までの3年間で約1万4700回に渡り医師が発行した処方箋に書かれた医薬品を該当医師へ同意も求めないまま、別の医薬品で代替調剤した容疑で起訴された。
A氏は「ソウルなど外地病院で発行された処方箋を持ってきた老人患者たちは、処方箋に書かれた医薬品がなければそのまま帰さなければならなかったが、そうすることも出来ず代替調剤した」と善処を訴えたものと伝えられた。
これにアン部長判事は「国民の健康に直結される薬事法上、規定を長期間違反した事案」だとし、「ただし、代替調剤を通じて特別な被害が発生したり不当な利得を得たとは思えず、薬事法免許取り消しに支障のない罰金刑を選択した」と明かした。