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マーズ(MERS)の直撃を受けた献血…例年に比べ30%程減る


中東呼吸器症候群(MERS / マーズ)の恐怖から、韓国で「献血」への参加者が急速に減っており、関連機関と政府の苦心が大きくなっている。

大韓赤十字社の血液管理本部の関係者は10日、「MERS発生後から献血人口が、例年比70%前後に急速に減っている」と伝えた。通常、安定的な血液の在庫分は4~5日分で、幸い現在5.5日分を維持している。しかし、ただでさえ献血が減少する夏の休暇シーズンが近づいているうえ、MERSの恐怖が長期化する可能性などを考慮すると、現在の血液の在庫分が決して安心できるレベルではないというのが、韓国政府や血液管理本部の共通の反応だ。

大韓赤十字社は、12日から2日間、ソウル清渓広場で開催しようと準備していた大規模な献血イベント「2015 献血フェスティバル」まで、MERS拡散の懸念により全面的に取り消した状態だ。一方、MERS患者に接触して自家隔離状態にいる市民に向けて、救護物品を伝達する寄付・救護団体は「自宅隔離者の身元が露出する危険がある」という一部の自治体の拒絶によって身動きが取れずにいる。
  • 毎日経済_イ・ジェチョル記者 / パク・チャンヨウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-10 17:47:46




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