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コリアナウ > 政治 > お兄さん!妹よ!南北離散家族第1陣、60余年ぶりに再会…涙の金剛山
戦争と分断が引き裂いた南と北の離散家族が20日、金剛山で60余年ぶりに夢のような再会の感激を味わった。
この日、第20回離散家族再会第1陣の行事に参加した韓国側の再会対象家族の96組、389人は午後3時(以下平壌時間)、金剛山に到着して、最初の団体再会場所である金剛山ホテルで北側の家族と会った。北側からは再会する本人と同伴家族を含む141人が参加し、韓国側の家族と涙を流して抱き合った。
この日、韓国側の再会団は午後1時ごろ、金剛山に到着した。一部の家族は、突然健康が悪化して救急車で横になって金剛山に移動した。北側のキム・ヒョンファンさん(83)に会う韓国側の妹であるキム・スンタクさん(77)は、喘息の症状が出て酸素マスクをつけて出発し、周囲の人々が心を痛めた。
高い競争率をくぐって再会団に含まれた一部の家族は、再会直前に本人や家族の健康が急に悪化して、最終的に再会を諦め、悔しさを噛みしめた。
夢の中ででも、薄っすらとだけ映っていた家族に会った再会団は、韓国側が主催した歓迎晩餐会で60年間話せずにいた胸の中の話を交わした。彼らは2泊3日間、合計6回にわたり12時間会った後、再び約束のない別れの痛みを分かち合うことになる。続いて24~26日には、第2陣の再会団が、やはり金剛山で、別れた北側の家族と会う。