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時間制労働者、国民年金加入の敷居低くなる


来年からアルバイトなど、時間制労働者の国民年金事業場の加入が容易になる見通しだ。

年金保険料の半分だけ自分が出して、残りの半分は事業主が負担するので、保険料の負担が軽くなって、もっと気楽に老後の準備をすることができるのだ。

18日、保健福祉部と国民年金公団によると、時間制労働者の国民年金事業場の加入基準を緩和する内容の国民年金法施行令の一部改正案が、2016年1月1日から施行される。

時間制労働者は、複数の事業場で働く場合が多い。今までこのような時間制労働者が事業場の加入者になるためには、個別の事業場で働いた時間が、それぞれ月60時間以上でなければならなかった。2カ所以上の事業場で働いた時間を合わせて、月60時間を超えても事業場加入対象から除外された。しかし、今後からは2つ以上の事業場で働いた時間を合わせて、月60時間以上であれば、使用者の同意を得なくても、国民年金の加入者になることができる。

例えば、A事業場で月30時間を、B事業場で月20時間を、C事業場で月20時間を、それぞれ働いたとしたら、合算の労働時間が月70時間になるので、国民年金に加入することができる。保険料の半分は自分が、残りの半分は3つの事業場が分担することになる。

福祉部はこのような国民年金事業場の加入者を継続的に拡大しようと、時間制労働者が月60時間未満働いた場合でも、国民年金に加入できるように要件を緩和し、所得基準を追加で適用する案を推進している。

時間制労働者など、非正規労働者は、雪だるまのように増えている。しかし、社会保険・年金・賞与など、処遇と福祉水準は全般的に後退した。

政府の時間選択制雇用政策などの影響で、2010年162万人だった時間制労働者は、5年間で62万人増加した。

非正規職の平均月給は146万6000ウォンと、正規職(269万6000ウォン)の半分水準であり、国民年金・健康保険・雇用保険の加入率は、昨年よりも下落して、賞与と時間外手当・有給休暇を受け取る割合も低くなった。
  • 毎日経済 チョ・ソンシン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-18 08:25:38




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