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「最悪の寒波」足止め観光客9万人で済州空港大混乱


大雪と強風により航空機運行が中断された済州空港では、運行再開を待つために野宿せねばならない滞在客たちの不満があちこちから沸きあがった。済州空港は宿泊施設を探すことができなかったり、万が一という気持ちで訪れた滞在客たちで極度の疲労状態となった。空港内で野宿せねばならなかった一部滞在客たちは空港職員に布団に代わるダンボールや毛布を要求したりもした。

24日、空港滞在客は前日1000人から3500人と3倍以上に急増した。京畿道楊州から来た40代のキム氏は「家族と休暇で来て閉じ込められた」とし「月曜日は出勤のため一日でも早く出ようという気持ちに深夜から列に並んでいるが、今日欠航となりどうしようもない状態」だと吐露した。

空港のコンビニ内のおにぎりや牛乳といった物品が早くから売り切れたことで、利用客たちは大雪・寒波に続き品薄状態など三重苦に怒りを爆発させた。空港内のコンビニ関係者は「食事類は売るものがなく、物が入ってきてもすぐになくなる」とし、「物が入ってきてこそ売ることができるが、道路事情が良くないため確実ではない」と話した。

空港半径8キロ以内に位置するホテルはほとんどが満室だ。空港近郊にあるエルホテル関係者は「今日は空室がなく、25日にも2室程度が空いている状態」だと話した。空港から1.5キロ離れたあるチムジルバンには寒波により空っぽの飲食店やカフェとは違い客でごった返した。チムジルバン1階ロビーの片隅には旅行カバンが積まれており、サウナとホールには客300~400人でいっぱいになっている。チムジルバン関係者は「ホテルやモーテルなどの宿泊予約ができないため、空港から近いここに集まったようだ」と説明した。

交通はバスが運行を再開し、多少は不満が解消された。しかし、タクシー運転手たちは「空港から出発するだけで3万ウォン」と指を立てて見せていた。基本料金が3万ウォンに跳ね上がったような状態だ。

空港が麻痺したことは前日の大雪と強風により航空・船舶が全面取り消しとなったためだ。前日に空港に留まった人々は6000人に達したが、大雪で車が途絶え、約1000人が空港を出ることができなかった。
  • 毎日経済_済州=イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-01-24 23:49:53




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