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パク・チュヨン復活ショー、ソン・フンミンのワンマンショー

ホン・ミョンボ号、朴・孫コンビの連続ゴールでギリシャに2対0勝利/海外組加え鋭さ増す...スピード・ゴール決定力目立つが、守備の不安まだ宿題 

  • パク・チュヨン復活ショー、ソン・フンミンのワンマンショー
ホン・ミョンボ監督(洪明甫、45)が率いる韓国サッカー代表チームが6日(韓国時間)、ギリシャのアテネカライスカキスタジアムで開かれた「仮想ロシア」ギリシャとの親善試合で、パク・チュヨン(朴主永、29・ワトフォード)とソン・フンミン(孫興民、22・レバークーゼン)の連続ゴールを前面に出して2対0の勝利を収めた。

この日の勝利で、最近、米国で行われた親善試合で連敗したホン・ミョンボ号は、大挙して招集した欧州組で雰囲気逆転に成功した。また、前・後半それぞれ1ゴールずつ決めて、最近の2ゲーム無得点の「ゴール決定力不足」憂慮も和らげた。

ホン監督は「最後の玉石選別」のために、ギリシャ戦に海外組16人を招集した。ギリシャ戦の先発メンバーには、ゴールキーパーにチョン・ソンリョン(鄭成龍、水原)とディフェンダーのイ・ヨン(李鎔、蔚山)を除けば全て海外組だった。ホン監督が稼動できる最良の戦力を動員したわけだ。

彼らは「ホン・ミョンボの風」のように、以前よりもより高いレベルの実力を見せてくれた。余裕を持ってゲームに合わせながらも、相手の守備の弱点を発見した場合は間違いなくシャープな攻撃を披露した。

特にホン監督推薦で最後のテストのチャンスをつかんだパク・チュヨンは、華やかな復活ショーを繰り広げてファンの心配を雪いだ。

パク・チュヨンは前半7分、イ・チョンヨン(李靑龍)に鋭いパスを渡して感覚を掴み、11分後にはソン・フンミンのウイニングパスを受けてノンストップの左足シュートで先制ゴールを決めた。相手の守備の間隙に浸透するスピードと感覚的な左足シュートなど、すべて全盛期の姿のままだった。パク・チュヨンは2011年11月、アラブ首長国連邦(UAE)戦以来、なんと846日ぶりにAマッチでゴールを決めて、ブラジルW杯に向けた地位も完璧に固めた。

「ソンセーショナル」ソン・フンミンの活躍も、ブラジルW杯本大会に向けての希望として浮かび上がった。前半18分、パク・チュヨンのゴールを助けたソン・フンミンは、後半10分の逆襲状況でク・ジャチョル(具滋哲)の空間パスを受け、強力な左足シュートで得点に成功した。

この日、韓国は前・後半90分のあいだに6本のシュートを試みた。このうち5本が有効シュートだったし、2ゴールを成功させた。純度も高く、決定力も高まったのは注目すべき点だ。

それでも、依然として守備は不安な姿を見せた。結果的には無失点を記録したが、内容を見ると満足できない。前半序盤のDFホン・ジョンホ(洪正好)とゴールキーパーのチョン・ソンリョンとの間で呼吸が合わず、セットピース状況で右往左往する姿が出たし、ギリシャのCK状況で相次いで奪われたシュートはゴールポストに当たってはじき出されたが、事実上の2失点と違わない場面だった。これに対してホン監督は試合直後、「中央守備手たちが相手攻撃陣にあけられたのは数回しかなかった」とし、「若いCBたちに良い経験になっただろう」と肯定的な評価を下した。

大きな変数がなければ、この日召集されたメンバーのほとんどはブラジル行のチケットをつかんでいる。変数があるとすれば「負傷」だ。ギリシャの親善試合を控えて抜擢したチャ・ドゥリ、ファン・ソクホ(黄錫鎬)、クァク・テフィ(郭泰輝)などが負傷で参加できなかった。

ホン監督は、「最終エントリー提出時まで2ヶ月以上の時間が残っているだけに、今回選抜した選手の中から何人連れて行くか、おいおい準備する」と説明した。続けて、「残りの期間で最も重要なのは選手たちがすすんで負傷を避けること」と強調した。
  • 毎日経済_チョン・ソクァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-06 17:19:59




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