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30代後半の高学歴女性の「経歴断絶女性」選択が増加


非経済活動人口として集計された30代後半の女性10人のうち9人ほどが、いわゆる「経歴断絶女性(以下、経断女)」であることが分かった。

韓国雇用情報院が12日に発表した「最近の高学歴女性の雇用率停滞の原因分析」によると、35~39歳の女性のうち、2015年に非経済活動の状態にありながら就職経験がある女性は、78万5000人と調査された。30代後半女性の非経済活動人口が83万6000人だという点を勘案すれば、93.8%は就業経験があるわけだ。

現在、非経済活動の状態にある30代後半女性の57.0%は育児、36.3%は家事をしていることが分かった。大学の卒業証書を持った30代後半の高学歴女性の非経済活動人口は、前年の調査結果より2万人増加した50万3000人と集計された。特に、30代後半の高学歴女性の雇用率は前年より下落した数値を示した。実際、昨年に発表した資料によると、30代後半の高学歴女性の雇用率は56.7%だったが、今回の調査結果では56.4%に減少した。

さらに、雇用があっても質が良くなく経断女を選んだ高学歴女性の数も増加した。労働時間や賃金に満足できず自発的に労働市場から離脱したという30代後半の高学歴女性の割合は、前年の調査結果の8.9%から今年は10.1%に上昇した。

韓国雇用情報院は「30代後半女性の雇用率が鈍化したのは、景気鈍化によって女性が育児と家事を並行できるほどの雇用が消えているためだ」とし、「良質の時間制雇用を増やして女性が経歴断絶を選択するよりも、時間制でも仕事ができるように誘導しなければならない」と指摘した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 イ・ミンジインターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-14 08:15:59




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