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南楊州の爆発事故は「人災」…溶接資格を持つ労働者ゼロ


  • 南楊州の爆発事故は「人災」…溶接資格を持つ労働者ゼロ
今月1日、溶接機の使用中に発生した京畿道南楊州の地下鉄工事現場爆発事故の当時、現場にいた死傷者14人全員が溶接技術の資格証が無かったことが分かった。

4日、南楊州警察署捜査本部によると、今回の事故はガスボンベと酸素ボンベをホースで連結し、溶接機で鉄筋を切り出す溶断作業(溶接機を利用した切断作業)を行っている最中に発生しており、死傷者14人のうちで溶接技術資格証を持った労働者はいなかったことが確認された。

先立って捜査本部は、事故から二日目となる今月2日のブリーフィングで「死傷者14人のうち13人が鉄筋工であり、1人は溶接工」だと明らかにしていた。死傷者14人のうち、亡くなったり重傷を負った7人は爆発事故が起きた作業場で仕事をしていた労働者で、溶接技術資格証のない労働者が溶断作業を行ったこととなる。

現場労働者らに対する安全教育も、形式的に行われていたことが調査された。警察は安全教育日誌が事後に作成された可能性があるとして、現在捜査中だ。

捜査本部の関係者は、「落石など落下物に気をつけろという安全教育に対する負傷労働者による陳述はあったが、爆発や火災の危険性に対する教育を受けたという陳述はなかった」とし、「しかし安全教育日誌には爆発や火災の危険性に対する教育が行われたものとされており、事後に作成されたものか捜査中」だと語った。
  • 毎日経済デジタルニュース局 / 写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-04 08:38:09




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