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「弾丸を防げない防弾服」…裏金を受け取った予備役少将を裁判に付する


  • 「弾丸を防げない防弾服」…裏金を受け取った予備役少将を裁判に付する
ソウル中央地方検察庁防衛事業捜査部(部長検事パク・チャンホ)は21日、防弾服の納品請託の代価として裏金4500万ウォンを得た疑い(収賄後不正処事罪)などで予備役陸軍少将イ氏(62 / 仮名)を在宅起訴したと明らかにした。

イ氏は国防部の電力資源管理室長を務めていた2011年8月から2012年7月、防衛産業S社から「多目的防弾服の供給を独占できるようにしてほしい」という請託を聞い入れ、直接1000万ウォンを受け取った疑いを受けている。残りの3500万ウォンは退職後の2014年3~11月、妻をS社の系列会社に偽装就業させ、給料名目で分けて受けたことが分かった。検察はS社常務クォン氏(60 / 仮名)も贈賄供与の容疑で一緒に在宅起訴した。

イ氏はS社の要求を聞き入れるために、既存の「北韓(北朝鮮)徹甲弾防護用防弾服調達計画」まで修正したことが分かった。このため、新型多目的防弾服ではなく通常弾防護水準にとどまる該当業者の防弾服が、海外派兵任務を務める陸軍特殊戦司令部にも普及された。契約によって、この「不良防弾服」は、今後2025年までに2700億ウォン相当である約30万個が普及される予定だ。

イ氏はまた、2015年4月から2016年3月までに他の防衛産業2社から国防部・防衛事業庁にロビーしてほしいという請託を受けて、合計7400万ウォンを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法上斡旋収財罪)も受けている。

検察はこれらを含め、防弾事業不正に関与した3人を拘束起訴するなど、計5人を裁判に引き渡した。これに先立ち去る3月には、2009年ごろに再就職の約束を受けて、S社のために実弾490発を横領した疑い(軍用物窃盗)などで予備役大佐キム氏(64 / 仮名)を拘束起訴した。予備役准将ホン氏(55 / 仮名)も2011年に防衛事業庁の装備物資契約部長だった時、防弾ヘルメット事業関連会社の請託を受けた疑い(職権乱用権利行使妨害)で拘束起訴した。各種の防弾事業不正に関与したS社は過去2014年ごろ、試験成績書を操作した疑いなどで従業員と軍将校などが起訴されたことがある。
  • 毎日経済 チョン・ジュウォン記者/写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-21 15:20:30




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