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高級車「マイバッハ」の故障…大法院「輸入業者が長期間の修理によるレンタル費賠償」


大法院(最高裁判所)1部(主審キム・ヨンドク大法官)は22日、中堅建設会社K社がドイツ・ベンツ社の最高級モデル「マイバッハ」を販売した自動車輸入業者S社を相手に、「長期間の修理で被った損害の5億7500万ウォンを賠償しろ」と主張した完全物給付請求訴訟で、「自動車修理費464万ウォンだけを賠償せよ」という原審を破り、原告の完全勝訴の趣旨でソウル高等法院(高等裁判所)に戻したと明らかにした。レンタル費と中古価格の下落分の賠償の有無を再度判断せよという意味だ。

裁判部は、「(修理期間中にレンタル費を支払わないと規定した)免責約款は、通常の修理を前提に定めたものであり、売渡人の修理義務履行が長期間遅滞し、購買者が車両を使用できないために発生した損害まで免責する趣旨に見えない」とし、「故障の原因を明らかにするための訴訟で修理が遅れた期間を通常の修理にかかる時間と見るのは難しい」と明らかにした。

K社は2007年9月、S社に5億3000万ウォンを渡し、マイバッハを購入した。しかし、購入2年もたたず、いきなり始動がオフになり、エアバッグが飛び出るなどの問題が生じた。S社は問題の原因となったナビゲーション設置業者と賠償責任を巡って法廷攻防を繰り広げ、2010年6月になってようやくK社に車を取りに行けと通知した。これにK社は車を使用できなかったことに対する1日160万ウォンのレンタル費と購入当時からあった既存の欠陥の修理費などを合わせて賠償しろとし、訴訟を起こした。
  • 毎日経済 イ・ヒョンジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-22 15:22:45




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