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国家核心技術の現代重「HiMSENエンジン」の図面を横領した一党を家宅捜索

4年間で30億ウォン相当の複製品を作成、中国などに販売した疑い 

造船分野の7大国家核心技術として開発された現代重工業「「ヒムセン(HiMSEN /力強いの意)エンジン」の主要部品の設計図面を不法に入手した後、偽物部品を製作して、外国に販売した一党が海上警察に捕まった。

南海海洋警備安全本部は16日、産業技術の流出防止および保護に関する法律違反などの疑いでS社の代表イ氏(41 / 仮名)に対して拘束令状を申請した。また、パク氏(52 / 仮名)ら船舶部品流通業者代表3人と部品打刻業者M社の代表チョン氏(51 / 仮名)を書類送検した。

イ氏は、不法に入手したHiMSENエンジンのノズル部品の設計図面を利用し、2012年1月から今年5月までに30億ウォン相当のノズル・燃料噴射装置の複製品を作成し、中国などの外国船舶部品業者などに販売した疑いを受けている。パク氏ら船舶部品流通業者の代表3人とチョン氏は、李氏が製造した6億ウォン相当の偽物部品にドイツと日本の有名船舶部品会社の商標・商号・国際海事機関(IMO)の認証番号を刻み、本物であるかのように偽って、欧州などに販売した疑いだ。

IMOは、海洋大気環境保全のために船舶燃料の燃焼過程で発生する窒素酸化物の大気排出量を規定しているが、彼らが製造・販売した偽物部品は、IMOの厳格な部品承認プロセスを受けておらず、海洋大気汚染を悪化させる可能性があると南海海警は明らかにした。

南海海洋警察は、イ氏が2011年、2013年の二度にわたり、現代重工業からノズル納品の有無の検証を受けようと、サンプルとして受け取った数百枚の設計図以外に、1200枚に達するHiMSENエンジンのノズル部品の設計図面を入手した経緯を集中的に捜査している。

設計図面の中には、現代重工業が巨額を投資をして独自開発した、3万5300馬力級の最新エンジンモデルのノズル部品設計図24点も含まれていることが確認された。イ氏が横領したノズル設計図面は、エンジンの寿命が約30年であることを考慮すると、300億ウォン相当の経済的価値があると南海海洋警察は伝えた。

南海海洋警察は、S社とM社などを家宅捜索し、秘密帳簿を発見して複製品315点などを押収した。南海海洋警察の関係者は、「イ氏が中国現地にノズル部品メーカーを設立し、関連技術が中国に流出した可能性などについて捜査を拡大している」と伝えた。

HiMSENエンジンは、現代重工業が10年間の研究の末、2000年8月に国内で初めて独自に開発された中型ディーゼルエンジンで、今年3月に生産1万台を突破した。中南米や中東、アジアなどの40カ国以上に輸出されているHiMSENエンジンは、中型エンジン分野で世界市場シェア1位(22%)を占めている。
  • 毎日経済 釜山=パク・ドンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-08-16 16:23:20




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