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毎日1箱ずつ30年間タバコ…来年から無料で肺癌(ガン)検診


  • 毎日1箱ずつ30年間タバコ…来年から無料で肺癌(ガン)検診
毎日1箱ずつ30年間タバコを吸った人は、来年から無料で肺癌(ガン)検診を受けることができるようになる。また、2020年までに末期ガン患者のホスピス利用率を25%にまで高めるために、ホスピスサービスの提供機関などを多様化することにした。保健福祉部は12日、国家ガン管理委員会を開いてこのような内容の「第3次国家癌管理総合計画(2016~2020年)」を確定した。

ガンは統計庁が死亡原因統計を集計し始めた1983年以来、ずっと死亡原因の1位を維持している。 2014年にガンで死亡した人は7万6611人に達し、特に肺ガンは早期発見が難しく、全体のガンの中でも死亡率が最も高い。 2014年の時点で肺ガンによる死亡者は1万7177人で、全体のガン死亡者の22.8%を占めた。

このことから福祉部は肺ガンの早期検診を拡大して、死亡率を下げることに焦点を合わせた。まず55~74歳の喫煙者のうち、30年間一日1箱以上の喫煙者は、来年から低線量胸部コンピュータ断層撮影(CT)の無料検診を受けることができる。現在は禁煙中だが、過去15年以内に30年間一日1箱吸ったのと同じ分量の喫煙歴がある場合は、無料検診対象者に該当する。毎日2箱ずつ15年間タバコを吸った喫煙者のようなケースだ。クォン・ジュヌク福祉部公衆衛生政策官は、「既存の5大ガン(胃・肝臓・大腸・子宮・乳ガン)の無料検診に肺ガンが追加で含まれるものと理解すればよい」と語った。

また来年から、全国的に137万人に達する癌の生存者はリハビリのための、特化された健康管理サービスプログラムの提供を受けることになる。これらはまた圏域別に、統合福祉支援センターの利用を通じて迅速に社会復帰を支援されるようになる。今までは国家ガン検診を通してガンの判定を受けた低所得層の患者のみに医療費を支援してきたが、今後は国家ガン検診を通じたガン判定を受けていない場合でも、本人負担金200万ウォンまでで最大3年間を支援する案も用意される。

末期がん患者のホスピス利用率を高めるために、国公立の総合病院を中央・地域別のホスピスセンターに指定して、サービスの種類の多様化のために、今年3月から試験事業として推進中の家庭型と助言型ホスピス制度が本事業に転換される。
  • 毎日経済_キム・ギチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-15 09:31:48




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