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甲質に心痛める大韓民国…1289件を摘発


  • 甲質に心痛める大韓民国…1289件を摘発
去る8月24日に就任したイ・チョルソン警察庁長官が、社会のあちこちに蔓延している「甲質(カプチル / より強い立場を利用して相手に不利益を与える行為)横暴」を根絶するとし、特別取り締まりを実施した結果、取り締まり1カ月で甲質事例が大量に摘発された。警察庁は5日、昨年9月の1カ月間に甲質横暴の特別取り締まりを実施した結果、不法行為1289件を摘発して1702人を検挙し、このうち69人を拘束したと明らかにした。

警察は去る9月1日から12月9日までの100日間、「権力・土着型公職腐敗不正」と「契約・納品関係でリベート」などの不法行為、「職場・団体内部で発生する暴力・性暴力」事件、「ブラックコンシューマー(悪性消費者)の金品恐喝」などを集中的に取り締まっている。

取り締まりの結果、顧客が従業員らを対象に横暴を振る舞う「ブラックコンシューマー」タイプが最も多かった。従業員に暴行を犯したり、業務妨害、恐喝・脅迫などを犯した事例が769件で全体の摘発件数の59%に達した。残りの41%(520件)は、優越的地位を利用して社会的な弱者に暴力を行使し、人権を蹂躙したり、金品を搾取した事例だった。このうち、職場や団体で起こる暴行や不当行為の強要、金品の恐喝などの違法行為が150件で最も多かった。

主に知的障害者や外国人労働者を従業員として雇用し、賃金をきちんと与えない悪徳事業主が多く検挙された。京畿道のある中学校では、教頭が自身の子どもを学校に入学させて教師に遂行評価の成績を操作するように強制し、警察に首根っこを掴まれた事例もあった。

職場と学校で優越的地位を利用した性犯罪も16.5%(86件)に達した。取り締まり期間に政府のある監督機関の職員が乙の位置にいる被監機関の職員と飲み会をしながら、地位を利用して被監機関の女性職員に酒を飲ませた後、性暴行した事件も摘発された。

「甲質」加害者として検挙された人の10人のうち9人が、男性(89.6%)だった。年齢は40~50代が57%で最も多かった。
  • 毎日経済 ソ・テウク記者 / 写真=MBN放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-06 09:08:05




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