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漂白剤・甘味料まみれの中国産スルメ166トンを輸入した業者を摘発

少しの摂取で嘔吐・下痢を誘発…130トンは既に市中に流通 

  • 漂白剤・甘味料まみれの中国産スルメ166トンを輸入した業者を摘発
胃けいれんと嘔吐、下痢を誘発する漂白剤と甘味料を大量に含んだ中国産調味スルメ166トンを輸入して流通した業者が逮捕された。彼らは白い調理スルメを作るために過酸化水素を漂白の目的で使用し、問題になった製品のうち130トンほどはすでに市中に流通されたことが明らかになった。

釜山本部税関は25日、関税法違反の疑いでキム氏(50 / 仮名)ら輸入業者の代表3人を検察に在宅起訴意見で送致したと明らかにした。

キム氏らは今年1月から3月まで、漂白剤である過酸化水素が除去されていない中国産調理スルメ166トンを不法に輸入し、市中に流通した疑いを受けている。食品殺菌の目的とイカを白くするために使用する過酸化水素は、少量の摂取でも胃けいれん、嘔吐、下痢などを誘発する可能性があるため、過酸化水素が残っている食品の輸入は禁止されている。

しかし、彼らは食品輸入時に食品医薬品安全処が全数調査をしない点を悪用し、過酸化水素を完全に除去した検査用スルメを別に用意する手法で輸入手続きを通過したと税関は伝えた。彼らが輸入したスルメの成分分析の結果、砂糖と甘味料のソルビトールの含有量が食品全体の40%を占めることが分かった。

キム氏らはスルメの輸入当時、砂糖含有量は1.5%、ソルビトールは0.5%として食品医薬品安全処に報告したが、実際の含有量は、それぞれ19.8%、21.7%に達した。彼らは生産原価を削減するために、イカの原材料の代わりに安価な砂糖とソルビトールを過剰に添加したことが分かった。また、キム氏らは韓国水産貿易協会が推薦する輸入業者の名義でスルメを輸入して関税2億ウォンも支払っていないことが明らかになった。韓・中FTAの発効で韓国水産貿易協会推薦の輸入業者は、関税20%を免除されている。

この業者が輸入したスルメ166トンのうち130トンほどはすでに市中に流通された状態であり、税関は残りの35トンだけを回収した。税関は食品医薬品安全処と一緒に不法輸入されたスルメの緊急回収命令を下し、調理スルメ輸入業界全体に類似の行為があったのかについて調査を拡大している。
  • 毎日経済 釜山=パク・ドンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-25 11:38:22




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