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「徹夜で勉強してもママのコネには勝てない」苦さを味わう受験生たち

「正義もお金から出るからチョン・ユラのような学生が多い」…都心のキャンドル集会に怒った中高生が殺到 

  • 「徹夜で勉強してもママのコネには勝てない」苦さを味わう受験生たち
「私たちのクラスにも必ずチョン・ユラみたいな子がいます。その子を見るだけでチェ・スンシル(崔順実)事態が他人事ではないようで、しきりに怒りがこみ上げます」「頭を抱えて修学能力試験(修能)をしっかり受けたからってなんですか。結局正義もお金から出るのに…」

大学修学能力試験日(11月17日)をわずか半月後に控え、36万人の大学入学受験生らが加入したインターネットサイト「スマンフィ」には、チェ・スンシル母娘の事態により、虚脱、自嘲が混ざった高3受験生らのコメントがあふれている。チェ氏の娘チョン・ユラと(改名前チョン・ユヨン)の中・高校時代の出席議論をはじめ、梨花女子大学の入学過程での各種特恵議論のためだ。親や教師、教育当局は、不安な気持ちで学生らの心を安定させるに余念がない。

あるネチズンはNAVERカフェに、「チョン・ユラが修能を受けた2014年当時、清潭(チョンダム)洞(チョン氏の学校所在地)一帯では、『修能難度が墜落するはずだから論述・面接でも準備しよう』という雰囲気が広まった」というコメントを書いたりした。2014年を賑わせた、いわゆる「ムル修能(本試験が易しい)」事態も、学業成績が不十分だったチョン氏のための特恵ではなかったのかという一種の「陰謀論」だ。根拠のない言葉ではあるが、今回の事態が学生間でどれだけ大きな憤怒を引き起こしているのか雰囲気を感知できる部分だ。

このような雰囲気は、大学街に続いて中・高等学校の「時局宣言」として移りついている。全羅北道金堤(キムジェ)剣山(コムサン)洞地域では去る1日、中学生らが主導した全国初の集会が開かれた。この集会は、ある中学校3年生が警察署を直接訪ねて申告したことが分かった。この集会には、成人市民らまでが参加した。地方だけではない。ソウル市江南区中東高等学校では、一部の学生らが時局宣言文を出した。宣言文には、3年生300人のうち3分の1が名前を上げた。

修能をわずか2週間後に控え、野火のように広がる集会拡散の雰囲気に教育当局は心配している様子が歴然としている。去る1日に大田(テジョン)で開かれた「市民キャンドル行動」集会には、大田田民高校・青蘭女子高校などの都心の中・高校生らが数百人参加しながら、該当の学校に非常がかかった。一部の学校の校長と教師らは、キャンドル集会の現場で1人1人自身の学校の制服を着た学生を見つけては家に帰したりもした。しかし、一部の学校では教師らが学生らの集会参加を許可して同調する雰囲気も感知されている。
  • 毎日経済 ソ・テウク記者 / チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-03 09:37:10




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