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「遅咲きの天才」ミシェル・ウィー、US女子オープンで優勝

サッカーに疲れた心を癒してくれたゴルフ・野球勝利のニュース/デビュー9年ぶりのメジャークイーン...韓国(系)優勝4年め継続して 

  • 「遅咲きの天才」ミシェル・ウィー、US女子オープンで優勝
10代の少女が「私の最終目標はマスターズ出場」と言い、成人男性たちと「ゴルフ対決」を宣言した時、世の中は「勇気ある挑戦」として惜しみない拍手を送った。

とは言え、大衆に迎合した人気はあっという間だった。8回の米プロゴルフ(PGA)ツアー挑戦は頻繁に失敗し、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーでさえ頭角を現わすことができないとなると、「ショーはそこでやめて、LPGA優勝をまず先に」というとげのある叱責が続いた。一時「天才ゴルファー」「1000万ドルの少女」という賛辞を聞いていた少女は、20代になってごくまれに優勝のニュースを伝える、そんな平凡なプロゴルファーになった。

「人生はほんとうに逆説的なようだ。どん底を経験しなかったとか、苦難がなかったなら、このように成功に感謝できなかっただろう。苦しみながら戦って困難な時期を経て、ようやくこのトロフィーが私のそばにある。15歳の時もチャンスがあったが、今のトロフィーの価値がはるかに高い」。

いつのまにかプロ9年目を迎えた在米同胞ミシェル・ウィー(24、韓国名ウィ・ソンミ、ナイキゴルフ)は、第69回US女子オープンで生涯初のメジャー大会で優勝し、「遅咲きの天才ゴルファー」として復活した。

23日(韓国時間)、米国ノースカロライナ州パインハースト・リゾートの2番コース(パー70・6649ヤード)で終えた大会最終日、イーブンパー70打を記録して、合計2アンダーパー・278打でステイシー・ルイス(米国)を2打差で抜いて優勝カップに手をかけたミシェル・ウィーは、技量とメンタルさらにはコメントまでより成熟していた。

ミシェル・ウィーの優勝で韓国(系)の「US女子オープン征服記」は、2011年の柳簫然(ユ・ソヨン、24・ハナ金融グループ)、2012年の崔羅蓮(チェ・ナヨン、27・SKテレコム)、2013年の朴仁妃(パク・インビ、26・KB金融グループ)を含んで4年連続で続いた。今シーズン5番目に2勝を挙げたミシェル・ウィーは優勝賞金72万ドルを得て、シーズン合計158万8465ドルで賞金ランキング1位に上がった。世界ランキングでも先週11位から今週は7位に上がった。

2009年、ロレーナ・オチョア・インビテーショナルで初勝利をあげたミシェル・ウィーは、翌年のCNカナダ女子オープンで優勝した後、3年8ヶ月が過ぎた4月になって、ロッテLPGA選手権で3回目の頂上に上がった。2回めの優勝から3回めの頂上まで、なんと80大会をこなさなければならなかったミシェル・ウィーは、たった6回めの大会で4勝目を獲得し、初めて「特級ゴルファー」に生まれ変わることになった。

今回の大会唯一のアンダースコアを打ったことも、変化したミシェル・ウィーを代弁する。偶然にもメジャー通算10勝を挙げた昔日のゴルフの女帝、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が初めてメジャー優勝したときの年齢が24歳だった。メジャー7勝のカリー・ウェブ(オーストラリア)も、同じ年齢で初のメジャータイトルを獲得した。腰を90度に折る「L字」パットに果敢に変身した後、弱点だったパットさえ長所にした「帰ってきた天才」ミシェル・ウィーの、全盛期は始まったばかりというわけだ。

いまLPGAツアーは韓国ツアーに劣らず人気急上昇中だ。人気を計れる3大尺度の「視聴率」「ギャラリー」「関心」の全てが上がっている。その突風の中心に「メジャークイーン」ミシェル・ウィーがある。
  • 毎日経済_オ・テシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-23 17:43:57




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