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金正男暗殺「ドアン・ティ・フオンは北に利用された」…韓国人友人が語る

■ 金正男暗殺容疑者の韓国人友人へのインタビュー 

  • 金正男暗殺「ドアン・ティ・フオンは北に利用された」…韓国人友人が語る
  • < 金正男暗殺の容疑者として逮捕されたベトナム人女性のドアン・ティ・フオンがKさんと一緒に撮った写真 >

外国物流会社のハノイ支店で勤務した30代前半の韓国人男性Kさんは昨年6月、現地のチャットアプリ「ビートーク(Beetalk)」を通じて現地女性を知った。 Kさんは自分に好感を見せたこの女性と、しぜんにハノイやホーチミンなどで出会いを続けた。昨年7月以降には主にメッセンジャーで連絡を交わした。

昨年12月に帰国したKさんは、最近のテレビニュースを見て「あっ」と驚いた。去る14日、マレーシア・クアラルンプール空港で金正男氏を暗殺したベトナム人女性のドアン・ティ・フオン(29)容疑者がまさに彼女であることを一瞬で確認したからだ。

24日、ドアン・ティ・フオンと友人関係だと明らかにした韓国人男性のKさんは、毎日経済新聞との電話で「ふだんはフオンをルビーというあだ名でのみ呼んだ」とし、「主に食事や酒を一緒にするあいだがらだったし、カラオケも行った」と語る。 Kさんはホーチミン支店で働いていた6~7月、ハノイとホーチミンを行き来しながらフオンに5~6回会ったと明らかにした。

Kさんはフオンを「典型的な単純なベトナムの少女」だとし、「非常に純粋な性格のもちぬし」だと表現した。一部のメディアでは、フオンが「スパイ」あるいは「高度の訓練を受けた要員」だとして描いているが、Kさんが見たフオンは全くそうではなかったというわけだ。 Kさんは、「彼女の性格は緻密さとはぜんぜん距離が遠くて、深く考える方でもなかった」とし、「あえて言えば少し単純な方」だと付け加えた。他人の話を簡単に信じる方なので、本人が何をするのか正確には分からない状況で利用された可能性が大きいというのがKさんの主張だ。

Kさんは「ルビー」と呼ばれるアカウント名のフェイスブックのほかに、「Linh Ngoc Vu」というアカウント名のFacebookもまたフホンであることが確実だと語った。Kさんは「Ruby Ruby(ルビールビー)アカウントは最近作られたもので、Linh Ngoc Vuアカウントが以前からフホンが使っていたフェイスブックのアカウント」だと説明した。

KさんはフオンがアイドルグループBIGBANGのSOLの熱烈なファンだという。フホンとハノイでよくカラオケに行ったKさんは、「ルビーがSOLの歌をうたってくれというので何度かうたったことがあるが、そのたびにルビーは非常に喜んだ」と語った。フホンのフェイスブックにもSOLの写真とともに「私のカレはとっても忙しい(My boy is so busy)」というスレッドが上がったこともある。

最近、韓国のマスメディアにフオンが昨年11月に済州を訪問したことが確認された。

Kさんは「当時、済州島を旅行する前にすごく浮かれているような口調で、私にすごく自慢をした」と伝えた。 Kさんが知っているホンの仕事はフリーランスのモデルだ。 Kさんは「もともとホーチミンに住んでおり、ハノイに仕事があるときにしばしばやって来たし、(レーシングモデルもしばしばしたが)仕事は多くないようだった」とした。マレーシア警察によると、フホンは金正男暗殺について「お金をもらっていたずら動画を撮ると聞いていた」と語った。
  • ヨン・ギュウク記者 / 写真提供= Kさん
  • 入力 2017-02-27 10:08:52




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