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コリアナウ > 社会 > 犯罪につながる「アングリーシルバー」が急増
高齢者が起こす高齢者犯罪が急増している。
単に高齢化により、高齢者人口が増えたためだけではないという。
ある男性が口論の途中で突然凶器を取り出して振り回す。
出会いの斡旋を疎かにしたと結婚情報業者の代表を数回刺した60代の男性だ。
去る7月に層間騒音問題の末、近所の住民を殺害した60代が捕まり、大田(テジョン)では物を袋に入れてくれないとし店員の頭を焼酎瓶で殴った60代に懲役刑が宣告された。
2008年は10万件を下回っていた高齢者犯罪は8年ぶりに2倍に近い19万件に増えた。
全体の犯罪に占める割合も昨年初めて10%を超えた。
「暴走老人」という新造語が登場し、早くからこの問題に注目した日本は孤立感の解消を高齢者犯罪の解決策としてみた。
高齢者が一緒に暮らす「グループホーム」を導入し、彼らを世話する外国人労働者には無期限、日本に滞在できるようにした。
成均館大学ク・ジョンウ教授は、「韓国は高齢者貧困率がヨーロッパや日本よりもはるかに高い。貧困率を減らし、高齢者が感じる剥奪感を減らさなければならない」と話した。
また、捜査機関でも高齢者専門部署を設置するなど、犯罪の特性に合わせた対応が必要だという指摘だ。
- MBNスター チョ・チャンフン記者 / 写真=MBN放送画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-09-01 07:26:00