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コリアナウ > 事件事故 > 「奥歯パパ」殺害女子中学生の母親の申告、警察が聞き流していたことが判明
警察が、「奥歯パパ」ことイ・ヨンハク事件の被害者の母親が地区隊(交番)まで訪ねてきて行った失踪申告を聞き流していたという証拠が出てきた。
当時、地区隊の中がとてもうるさく、正しく状況が把握できなかったというのがこれまでの警察の解明だった。
これは忘憂(マンウ)地区隊の内部CCTVの映像だ。
被害女子中学生の母親がドアを開けて入って来て、警察とは別の空間に入って行く姿が見える。
母親はここで友人の家に遊びに行った娘が、電話も切ったまま家に帰って来ないという事実を詳しく述べたものと伝えられた。
地区隊でイ・ヨンハクの娘と通話をした母親は、2人の女子中学生が会ったという話を聞き、これを警察に話したと主張した。
初動措置が粗末だったという批判が殺到すると、警察側は当時地区隊の中が非常にうるさく、失踪申告を正しく聞くことができなかったと解明してきた。
しかし、被害者の母親が滞在していたあいだ、地区隊では何の騒ぎも起きていなかったという事実がCCTVで確認された。
共に民主党議員のイ・ジェジョン氏は、「失踪申告に無関心と無誠意で一貫していた警察の初動対応が、このような取り返しのつかない被害に貢献した形になった」と話した。
警察は、まだ事実関係が明らかになっていないと釈明した。
一部の解明が偽りであったことが明らかになり、警察が初動措置に失敗して事件を大きくしたという指摘が続いている。