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コリアナウ > スポーツ > 仲間はずれ疑惑のキム・ボルム、マススタート女子で涙の銀メダル
「国民の皆さんに申し訳ない気持ちからお辞儀をした」
女子スピードスケートの看板ランナーであるキム・ボルム(25・江原道庁)は24日、女子マススタート決勝で銀メダルを獲得しても堂々と顔を上げることができなかった。去る19日、女子団体追い抜きの試合で遅れたチームメイトのノ・ソンヨンを皮肉るようなインタビューをして国民的公憤を誘ってから1週間も経っていないからだ。これまでキム・ボルムの代表資格を剥奪してほしいと青瓦台(大統領府)に寄せられた請願文は支持者が60万人にまで増えた。
それでも試合があるため立ち上がらなければならなかった。人に会うのが怖くて適時に食事もとれず、熟睡することもできなかった彼女は心理カウンセリングの専門家、僧侶たちと相次いで会って心を落ち着かせた。そして彼女は最終的にマススタートであれほど望んでいたメダルを取った。
この日の午後、江原道江陵スピードスケート競技場で行われた女子マススタート決勝でキム・ボルムは日本の高木菜那と競合したが、残念ながら0.12秒差で銀メダル(8分32秒99)を獲得した。これまでの気苦労がひどかったのか彼女は試合が終わってすぐに代表コーチと抱き合って涙を流した。試合直後のインタビューで彼女は「申し訳ないという言葉しか浮かばない。他には言葉がない」と涙声で話した。