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大気汚染がひどい日にも軍人たちはマスクなしで野外勤務?


微小粒子状物質(PM2.5)に対する警戒心が日増しに高まっている中で、野外活動の多い兵士たちに今年普及されるマスクが予算編成過程で当初国防部が要求した物量の半分に減ったことが分かり議論が起きている。

29日、国防部によると国防部は昨年6月8日「2018年国防予算要求案」を公開して、軍の警戒兵にのみ3個ずつ提供していたマスクを今年から全将兵あたり28個ずつ支給することにし、関連部処と協議することにした。しかし昨年8月29日、政府が国会に提出した「2018国防予算政府案編成の結果」を見ると、マスクの数量は14個に減少した。この案はそのまま国会を通過し、最終的に将兵が受け取るマスクの数量は当初の計画より大幅に減少した。

去る27日から微小粒子状物質の環境基準が先進国レベルへと強化され、昨年の場合、直径2.5㎛以下の微小粒子状物質(PM2.5)が35㎍/㎥を超えた「悪い」の日数は合計57日、76㎍/㎥を超過した「非常に悪い」日数は2日だった。

マスクの寿命が通常は1日から最大2日であることを勘案すれば非常に不足している数量だ。2日ずつ使用しても31日はそのまま微小粒子状物質の危険にさらされる。

天候に関係なく屋外作業や訓練に参加しなければなら軍人が最も基本的な粉塵マスクなしに過ごさなければならないわけだ。

国防部は「微小粒子状物質、黄砂などへの対策が必要であると判断して(マスクを)将兵あたり28枚を要求した」とし「政府案は2015年の全国微小粒子状物質注意報発令回数(14回)を基準に調整された」と述べた。

その一方で国防部は「微小粒子状物質に関連する部隊の活動・トレーニングガイドを施行中」であり、「注意報発令時には訓練を主管する部隊長が長時間または無理な屋外訓練を最小限に抑えている」と説明した。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 ソン・スンソプ インターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-31 05:54:53




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