トップ > コリアナウ > 事件事故 > 「百貨店カプチル女」刑事処罰、秒読み
去る5日、京畿道龍仁（ヨンイン）のあるデパートの化粧品売り場で、商品が肌に合わないと言って店員に暴行と暴言を繰り返していた40代女性が刑事処分を避けることができなくなった。
これまで日常茶飯事的な顧客乱暴にも、イメージを考慮して静かに対応した企業側が、度を超えたカプチル（甲質）を行う客に対して強力な処罰を要求しているからだ。警察は「この女性が暴れまわる過程で周囲の客が被害を受けた」という陳述まで確保しており、合意するかどうかが処罰に影響を与えない「特殊暴行」の適用も検討している。日常生活に蔓延したカプチル文化を根絶するために「カプチル非寛容」の雰囲気が造成されている。
15日のヨンイン西部警察署によると、加害者のヤン某氏（46）に髪の毛をつかまれるなどの暴行を受けたデパートの従業員2人が、ヤン氏を強く処罰してほしいという意思を明らかにしたことが確認された。暴行罪が被害者が望まない場合は処罰できない「反意思不罰罪」であることを考慮すれば、ヤン氏に対する刑事罰は避けられない。
先だって、ヨンイン西部警察署は新世界百貨店京畿店の化粧品売り場で、商品が不良で自分の肌に問題が生じたと化粧品を投げ、従業員に暴行するなど乱暴を働いたヤン氏を暴行と業務妨害の疑いで書類送検した。ヤン氏は当時、従業員たちに向かって「化粧品を使ってじんましんになった、×××！」「私の肌の責任をとれ。殺してやる、×××！」と暴言を吐き、恐怖を感じて顔にはねた化粧品を拭き取る店員に、化粧品を食べろとまで言った。この過程で、ヤン氏は興奮して化粧品を投げたり髪の毛をつかむなど、暴力を行使した。ヤン氏は市民の申告で、その場で警察に連行された。
警察は11日、被害者の調査を通じてヤン氏の追加嫌疑も明らかにした。事件当時、デパートの従業員のほかに店を訪問した客の中にもヤン氏の投げた化粧品に当たった被害者がいるという陳述が出てきたからだ。警察は被害者の陳述にしたたって、事件当日のデパートの閉鎖回路テレビを調査し、追加の犠牲者を見つける一方で、ヤン氏に対する特殊暴行と財物損壊容疑を追加で適用することを検討している。もしも反意思不罰罪に該当しない特殊暴行罪が適用されると、今後は被害者がヤン氏と合意しても、ヤン氏は刑事処分を避けることができない。特殊暴行罪は多数が集団威力を利用したり、生命・身体に危険物を使用して暴行を加えた時に成立する罪で、5年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処せられる。
ヤン氏は警察の調査の過程で、「瞬間的に怒って暴力をうるった」と述べたことが伝えられた。
オンライン上では、もはや日常に蔓延したカプチルを放置してはいけないとし、ヤン氏に対する強力な処罰を促す雰囲気だ。今回の事件と関連し、青瓦台国民請願掲示板には「デパートカプチル女を処罰してほしい」「デパートサービス職のための制度が必要」などの内容が盛り込まれたメッセージが上がっている。
特に事件当日、現場にいた目撃者が撮影したヤン氏の「カプチル映像」は、さまざまなオンラインコミュニティで急速に広がっていき、数多くのネチズンの公憤を買っている。ネチズンたちは「私は再び同じことが再発しないように強く処罰を」（nani ****）、「どんどん軽い処罰に進むから悪循環が繰り返される、この機会にカプチル文化の根絶を」（busi * ***）、「世の中に変な人がとても多いです。店員の方は絶対に合意せずにがんばって」（luci ****）と、一緒に怒りをあらわした。
高麗大学社会学科のキム・ムンジョ名誉教授は、何度も繰り返されるカプチル問題に対し、「経済的に低成長基調が続いて階層移動に対する希望が消え、人々の内面に蓄積された怒りがカプチルとして表出されたもの」だと診断し、「自分を甲（カプ）だと認識している人はほとんどいないのに、私たちの社会にカプチルが蔓延することは注目に値する点だ」と付け加えた。続けて「以前は対面社会だったのでそれなりのカプチルは内密にして見逃す雰囲気が支配的だったが、今は変わった」とし、「オンラインなど多様なメディアを通じてコメントを表出することができる時代になったため、カプチルを容認するとかカバーするということはますます難しくなるだろう」と予想した。警察関係者は、「追加の犠牲者が確認されたなら今週中に召喚し、被害状況や程度などを調査する予定だ」とした。
「百貨店カプチル女」刑事処罰、秒読み
去る5日、京畿道龍仁（ヨンイン）のあるデパートの化粧品売り場で、商品が肌に合わないと言って店員に暴行と暴言を繰り返していた40代女性が刑事処分を避けることができなくなった。
これまで日常茶飯事的な顧客乱暴にも、イメージを考慮して静かに対応した企業側が、度を超えたカプチル（甲質）を行う客に対して強力な処罰を要求しているからだ。警察は「この女性が暴れまわる過程で周囲の客が被害を受けた」という陳述まで確保しており、合意するかどうかが処罰に影響を与えない「特殊暴行」の適用も検討している。日常生活に蔓延したカプチル文化を根絶するために「カプチル非寛容」の雰囲気が造成されている。
15日のヨンイン西部警察署によると、加害者のヤン某氏（46）に髪の毛をつかまれるなどの暴行を受けたデパートの従業員2人が、ヤン氏を強く処罰してほしいという意思を明らかにしたことが確認された。暴行罪が被害者が望まない場合は処罰できない「反意思不罰罪」であることを考慮すれば、ヤン氏に対する刑事罰は避けられない。
先だって、ヨンイン西部警察署は新世界百貨店京畿店の化粧品売り場で、商品が不良で自分の肌に問題が生じたと化粧品を投げ、従業員に暴行するなど乱暴を働いたヤン氏を暴行と業務妨害の疑いで書類送検した。ヤン氏は当時、従業員たちに向かって「化粧品を使ってじんましんになった、×××！」「私の肌の責任をとれ。殺してやる、×××！」と暴言を吐き、恐怖を感じて顔にはねた化粧品を拭き取る店員に、化粧品を食べろとまで言った。この過程で、ヤン氏は興奮して化粧品を投げたり髪の毛をつかむなど、暴力を行使した。ヤン氏は市民の申告で、その場で警察に連行された。
警察は11日、被害者の調査を通じてヤン氏の追加嫌疑も明らかにした。事件当時、デパートの従業員のほかに店を訪問した客の中にもヤン氏の投げた化粧品に当たった被害者がいるという陳述が出てきたからだ。警察は被害者の陳述にしたたって、事件当日のデパートの閉鎖回路テレビを調査し、追加の犠牲者を見つける一方で、ヤン氏に対する特殊暴行と財物損壊容疑を追加で適用することを検討している。もしも反意思不罰罪に該当しない特殊暴行罪が適用されると、今後は被害者がヤン氏と合意しても、ヤン氏は刑事処分を避けることができない。特殊暴行罪は多数が集団威力を利用したり、生命・身体に危険物を使用して暴行を加えた時に成立する罪で、5年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処せられる。
ヤン氏は警察の調査の過程で、「瞬間的に怒って暴力をうるった」と述べたことが伝えられた。
オンライン上では、もはや日常に蔓延したカプチルを放置してはいけないとし、ヤン氏に対する強力な処罰を促す雰囲気だ。今回の事件と関連し、青瓦台国民請願掲示板には「デパートカプチル女を処罰してほしい」「デパートサービス職のための制度が必要」などの内容が盛り込まれたメッセージが上がっている。
特に事件当日、現場にいた目撃者が撮影したヤン氏の「カプチル映像」は、さまざまなオンラインコミュニティで急速に広がっていき、数多くのネチズンの公憤を買っている。ネチズンたちは「私は再び同じことが再発しないように強く処罰を」（nani ****）、「どんどん軽い処罰に進むから悪循環が繰り返される、この機会にカプチル文化の根絶を」（busi * ***）、「世の中に変な人がとても多いです。店員の方は絶対に合意せずにがんばって」（luci ****）と、一緒に怒りをあらわした。
高麗大学社会学科のキム・ムンジョ名誉教授は、何度も繰り返されるカプチル問題に対し、「経済的に低成長基調が続いて階層移動に対する希望が消え、人々の内面に蓄積された怒りがカプチルとして表出されたもの」だと診断し、「自分を甲（カプ）だと認識している人はほとんどいないのに、私たちの社会にカプチルが蔓延することは注目に値する点だ」と付け加えた。続けて「以前は対面社会だったのでそれなりのカプチルは内密にして見逃す雰囲気が支配的だったが、今は変わった」とし、「オンラインなど多様なメディアを通じてコメントを表出することができる時代になったため、カプチルを容認するとかカバーするということはますます難しくなるだろう」と予想した。警察関係者は、「追加の犠牲者が確認されたなら今週中に召喚し、被害状況や程度などを調査する予定だ」とした。
- 毎日経済＿キム・ヒレ記者／イ・ヒス記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2018-07-16 14:04:48
