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江南3区で初確定者…ヘリオシティ住民、パニック


  • 江南3区で初確定者…ヘリオシティ住民、パニック
  • 江南ヘリオシティ


6日午後、ソウル市松坡区の大規模なアパート団地「ヘリオシティ」一帯は閑散とした。 9510世帯で、住民は3万人に達する、この一帯で2時間ほどすごして出会った住民の数は数えるほどだった。シンガポールをカンファレンスで訪問した後、5日に「新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)」確定判定を受けた19番めの患者(36才)の居住地がここであることが確認されたためだ。団地の近くでパン屋を経営するキムさん(仮名、43才)は、「新型コロナ感染者の中に町内の人がいるという報道が出た後は客が大幅に減った」とし、「私もこの店の近くに住むので、不安で仕事が手につかない」と困難を吐露した。

この日、ヘリオシティ近くの4つの小学校は緊急休校を決定した。小学校2年生の子供を持つ某さん(41才)は、「事態がある程度落ち着くまで、学校側で休校措置を延長してほしい」とし、「(休校が延長されなくても)今週は子供を学校に生かさない考えだ」と言う。

ヘリオシティは住民のコミュニティ施設も暫定的に閉鎖した。ヘリオシティだけではない。 19番患者の家族の一人がソウル市鍾路区桂洞の現代ビル本館3階で働いていることが知られて、この日は現代ビル本館3階が暫定的に閉鎖された。その家族はこの日は出勤していないことが分かった。この建物の3階には現代エンジニアリングの建築事業本部と、現代自動車鄭夢九財団の事務所がある。

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  • 韓国内の感染者


5~6日の二日間で追加された確定者4人のうち、武漢に行ってきた15番患者(43才)の接触者(家族)である20番患者(41才・女性)は二次感染した可能性が大きいことがわかった。 21番患者(59才・女性)は6番患者の接触者(知人)で、「3番→6番」に続く3次感染者だ。 6番患者の家族2人はすでに10~11番確定者であることが判明しており、6番患者を介して3人の3次感染者が発生したわけだ。

22番患者(46才)は、タイに行ってきた16番患者の接触者(兄)で6日に確定され、2次感染者として分類される。 16番患者といっしょにタイに行ってきた娘は18番患者と判明したし、夫と息子などの他の家族の3人は5日に陰性であることが判明したが、旧正月の連休中に食事をした兄が今回新たな確定者になった。 22番目の確定者は、職場である光州と母の実家であり生活居住地である羅州を行き来するなど活動半径が非常に広く、一緒に生活していた子どもたちも最近ほかの地域に出かけたことから、新型コロナ感染症拡散に対する地域社会の懸念を大きくした。

22番患者は先月25日、ソル(旧正月)を迎えて羅州市の母親の家を訪問し、妹(16番患者)夫婦と甥3人(18番患者を含む)など7人と一緒に食事した。食事を共にした者のうち、3人が新型コロナに感染した。当時、妹の家族5人は光州に帰ったが、確定者の家族も何らの症状がなかった。ソウルと忠南・天安(チョナン)市の大学に在学中の息子と娘は症状が現れていないことが分かった。息子は先月26日に海外旅行のために英国に出国し、娘は天安で自己隔離している。

追加確定者4人のうちで中国人の23番患者(57才・女性)は、先月23日に中国・武漢市から入国して韓国政府の全数調査対象だったが、連絡がつかなかったところ、ソウル市が警察庁の協力を受けて今月5日に所在地が確認した後に検査を実施した結果、6日に確定者であることが判明した。国内に入国した後に防疫監視網から抜け出し、なんと半月近くも滞在した後に確定判定を受けただけに、今後公開される動線に沿って接触者数は大幅に増える可能性が大きい。 23番患者は主にソウル市の中区と西大門区のホテルに滞在し、観光をしたことが把握されている。

武漢入国全数調査対象1605人のうち、潜伏期間が過ぎたりすでに出国した人を除いて、現在は271人を監視中だが、30人(韓国人1人と外国人29人)は連絡が届かないことが確認された。中央事故収拾本部のキム・ガンリプ副本部長は、「警察庁と外交部を通じて所在把握と連絡を継続して試みている」と述べた。

5日の2番患者の退院に続き、国内で最初に新型コロナ感染の確定を受けた1番患者の中国人Aさん(35才・女性)が完治し、6日に退院待機状態に入った。 Aさんは退院を翌日に控えた5日、自分を治療してくれた医師など医療スタッフに「命を助けてありがとう」と英語で書いた感謝の手紙を渡した。Aさんは手紙の中で、「あなたがたの先進医療技術と専門的な態度がなかったらそんなことが起きていたか想像するのは難しい」とし、「医療スタッフはみんな、私にとって英雄」だと語った。
  • 毎日経済_仁川=チ・ホング記者/光州=パク・チンジュ記者/ソウル=ソ・ジヌ記者/チョン・スルギ記者/イ・ジナン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-06 17:59:51




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