被害者115人「安山幼稚園食中毒」…園長を告訴

「証拠隠滅疑惑」で 


110人あまりの集団食中毒が発生した京畿道安山市の被害者らは幼稚園長を訴えた。

京畿安山山緑警察署は28日、幼稚園保護者7人が食品衛生法違反と業務上過失致傷などの疑いで、幼稚園長に対する訴状を提出したと明らかにした。親たちは食中毒事故の原因究明と、当該の幼稚園が提供した休職保存食を一部保管しておらず、証拠を隠滅したのではないか調査をしてほしいと要請している。

保健当局がこれまで行った保存食や包丁とまな板などの調理器具などに対する環境検体検査では、食中毒の原因である腸管出血性大腸菌は検出されなかった。このことから当該の幼稚園が給食に使用したが、正しく保管しなかった6件の食品が食中毒の原因である可能性が高いと推定される。

その保管食品は宮中トッポッキ(10日のおやつ)、「ごぼう煮物」(11日昼食)、蒸しじゃがいもとスイカ(11日おやつ)、フレンチトースト(12日おやつ)、冬葵の味噌汁(15日昼食)、焼き餃子とバナナ(15日おやつ)など6件の保存食が保管されていなかった事実が摘発され、保健当局から罰金を課されたことがある。保健当局もこれらの保管食に腸管出血性大腸菌が存在する可能性を念頭に置いているが、使用された保管食が残っておらず、この部分に対する調査を行えなかった。保存式は食中毒発生時の原因調査などに備え、集団給食施設で義務的に食材を残して144時間保管することをいう。


この幼稚園の園長は「保存食を故意に廃棄したのではなく、おやつも保存食として保管されなければならないという点を十分に知らなかったからだ」と釈明したと伝えられた。

保健当局は警察の捜査とは別途に、この幼稚園の最近の学習プログラム表も確保し、学習過程で腸管出血性大腸菌にさらされた可能性もあるとみて調べを拡大している。

この幼稚園は12日に園児が初めて食中毒の症状を見せた後は急激に増加し、28日までに幼稚園児と教員、園児の家族など115人が食中毒有症者として集計された。このうち子供15人が腸管出血性大腸菌の合併症である溶血性尿毒症症候群(HUS/別名ハンバーガー病)の症状を見せている。現在までに検査結果が出ていない人も多数あり、有症状者はさらに増える見通しだ。

今後、安山幼稚園のような事例が再発する可能性が濃厚である点も問題だ。現在、全国の小・中・高校で運営する団体給食は学校給食法に基づき運営・管理されているが、幼稚園は教育当局の衛生点検対象から除外されている。ただし昨年末に私立幼稚園に対する会計透明性の確保を骨子とした「幼稚園3法」が改正され、学校給食法の対象に幼稚園が含まれた。しかし施行時期が来年の1月30からだ、それまでは「給食管理の死角地帯」は解消されにくい状況にある。現在、教育庁の大半が人手不足を理由に、幼稚園の監査を年次的に進めており、管理不良の問題も常に存在している。
  • 毎日経済_安山=地虹記者/ソウル=コ・ミンソ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-28 21:14:37