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季節性うつ病、男性が秋に敏感で女性が春に敏感な理由は?


  • 季節性うつ病、男性が秋に敏感で女性が春に敏感な理由は?
季節性のうつ病が話題だ。

季節の変わり目ごとに、うつ病の症状を訴え、さまざまな感情の変化を見せる人々が増えている中で「男性は秋に敏感で、女性は春に敏感だ」という俗説の科学的根拠が明らかになって目を引く。

季節性のうつ病は、脳で感情をつかさどる神経伝達物質であるセロトニンの生産が減少して発生する。これは、セロトニンホルモンの作用に起因する物理的な変化で、情緒的な反応だ。日照量が減る夏から秋にかけての季節の変わり目は身体が吸収するビタミンDの合成が低下して、セロトニンとエンドルフィンの合成が低下して、憂鬱な気分を感じるようになる。加えて、睡眠を調節するメラトニンの分泌が活性化して睡眠時間が増加して肉体活動が減少し、無気力を訴えるようになるのだ。

男性の場合、睾丸で男性ホルモンの分泌を調節するビタミンDが低下して、男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下する。これにより男性は普段よりも男性性が弱まり、孤独と寂しさを大きく感じるようになる。一方、女性の場合、男性とは違って、秋より春に一層大きな感情の変化を経る。これは視覚的に敏感な女性たちが、原色の花やカラフルな色の衣装などにより敏感な反応を示すからだ。

これらの季節性うつ病の代表症状としては、意欲の低下、緊張、不安、集中力の低下、睡眠の増加、悲しみ、活動の低下などに表れる。憂鬱な気分をふるい落すためには、野外活動をして日光を浴びるのが良い。また、一人でいる時間を減らして肯定的な思考を誘導することが良い方法だ。
  • シックニュース イ・サンジ記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-08-31 11:11:00




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