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テクノロジー > IT・科学 > オールライフの火災探知システム、30階建てビルの火災も0.5秒以内に探知
京畿道安山市檀園区にある安山レイクタウン・プルジオ(Laketown Prugio / 43階)と50階建ての松島国際新都市エデュフォーレ・プルジオ(Edufore Prugio)、59階建ての一山堯溱ワイシティ(Y-City)には、オールライトライフ(alllitelife)が開発・供給した「ネットワーク火災受信盤」システムが設置されている。ますます高くなる階と用途が多様化する建築物に最適化されていることが特徴だ。
オールライトライフのチェ・ガンホ代表は「既存の火災監視システムは、数万個のアナログ式センサーを受容するには性能が不足していた」とし「現代の複雑で多様な建築物には適していないシステム」だと指摘した。10棟からなる大団地の高層マンションを例にとると、既存のシステムは受信機1台が制御できる中継盤(受信機とセンサーの接続機器)は「最大30台」だ。通常マンション1棟に中継盤が4台程度設置される点を考慮すると、10棟規模マンションに40台ほどの中継盤が必要になる計算だ。つまり、既存のシステムでは設置自体が不適切だという話だ。
オールライトライフが開発したネットワーク火災受信盤(TCP / IPベース)は、1台の受信機で「最大99台の中継盤」をネットワークで接続して数万個のアナログセンサーを検出することができる。
これは、現在までに発売された国内のすべての火災受信盤の中で最も大きな規模だ。チェ代表は「どのような場合でも、建築物の全区域の火災監視を0.5秒以内に遂行できる」と強調した。彼は「既存のシステムは、受信機が多数の中継盤に対して順番に火災有無を確認して答える方式であるのに対し、オールライトライフはインターネットの速度で全体の中継盤にすぐに信号を伝達する『イベント送出』方式なので、一定で速い速度を維持することができる」と説明した。
オールライトライフは先月、国民安全処が主管する第7回消防産業大賞の産業技術部門と施設安全部門で大統領表彰を受けた。