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海岸の水や砂への反射…紫外線がより増える海に行く前に眼鏡屋へ


  • 海岸の水や砂への反射…紫外線がより増える海に行く前に眼鏡屋へ
7月末と8月初めは、年間で気温が一番高くなるとともに紫外線が最も強い時期だ。太陽から降り注ぐ紫外線は目の老化に70%ほど影響を及ぼすことが知られている。特に紫外線への露出の多い海辺や川、屋外プールへ避暑する前に、救急箱を持って行くように、予防知識を持って旅行に行こう。

韓国最大のメガネレンズメーカーであるケミ(chemi)レンズの関係者は、「紫外線は太陽から照りつける直接的な光ではなく、水と砂に反射することにより、より多くの量が目に入り込むため、ビーチやどの避暑地に行く際には紫外線カットレンズやサングラスを着用することが望ましい」と述べた。

紫外線領域の中で最も危険なのは、波長が最も長い紫外線UV Aで、目の健康に悪影響を与える可能性がある。長時間露光すると、​​黄斑変性、白内障をはじめ、網膜などの眼組織の最も奥深いところまで細胞損傷を引き起こす。水晶体の細胞が損傷すると、細胞変性が起こり、白く混濁して白内障になったり、網膜に異常血管が成長しながら黄斑変​​性になることがある。

目の保護眼鏡のための眼鏡レンズを選ぶときに注意すべきことは、紫外線遮断率だ。紫外線の最高波長帯であるUV 400ナノメートル以上までの100%近くをカットできるレンズを選択する必要がある。市販の紫外線カットレンズは380ナノメートルの波長帯まで完全遮断することができ、400ナノメートルの波長帯を基準にすると80%程度をカットする製品が大半だ。購入前に眼鏡士に400ナノメートルまで100%近くカットされるレンズであることを確認して、選択するのが良い。

また、夏の休暇シーズンに多く着用するサングラスの場合、通常、濃く暗いものを選べば紫外線を遮断することができると言われているが、まぶしさの原因である可視光線のみを制御するだけだ。視力補正用眼鏡レンズのようなUV 400ナノメートルまで完全遮断機能のあるサングラスを選ぶほうがいい。

旅行に行く前、近くの眼鏡店に行って、自分が着用している眼鏡レンズやサングラスの紫外線遮断有無をチェックしてみる必要もある。

ほとんどのメガネ店には紫外線検査機器があり、実際に着用中であったり、新たに購入をする場合にも、UV 400ナノメートルまで100%カットが可能なメガネレンズなのかを事前に確認することが できる。塩分が含まれた汗や海水が付着した場合には、レンズとフレームの両方を洗浄する。フレームとレンズを一緒に中性洗剤で冷たい水で洗えば、塩分を除去することができる。塩分は、金属眼鏡フレームを腐食させ、長く付着していると眼鏡に損傷を与える可能性があるため、柔らかい布を利用して速やかに拭きとらなければならない。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-23 11:24:06




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