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季節の変わり目に痒くなる肌…乾癬?アトピー?


  • 季節の変わり目に痒くなる肌…乾癬?アトピー?
じめっとした春の雨が降るが今も乾燥している。乾燥した天気は肌に多くの影響を与え、アトピー性皮膚炎や乾癬患者を悩ませる。

アトピーと乾癬はか痒みあるため似ているが、痒みの強度と症状が異なる。アトピー性皮膚炎は通常生後2~3ヶ月頃に最盛期を向かえ、12~13歳になると症状がほとんどなくなる。このため、アトピーは子供たちの疾患だと考える場合が多い。成人アトピーは遺伝的アトピーの素因があるが、幼少期に現れず成人になってからストレスや多様な環境的な要因に露出されて問題が生じるものと見られている。精神的な疲労がひどく、潔癖症を持つ人々もアトピーが生じやすい。ダニ、細菌などの微生物、花粉に接触した場合にも悪化することがある。

アトピーの一般的な症状は痒みだ。皮膚が急激に乾燥し、痒みがひどくなり皮膚がカサカサになる。白斑、鱗屑を伴うこともあるが、主に肘とひざ周り、顔、目、首に多く発生する。

乾癬はアトピーのようには痒くないが、白い角質がうろこのように剥がれる症状が現れる。乾癬がアトピーと違う点は相対的に痒みが少なかったり、ほとんどないことだ。乾癬はアトピーに比べて皮膚病変の境界がはっきりしており、鱗屑を伴うことが多い。乾癬は一般的な皮膚の乾燥とは違う。乾癬は白い角質の下が炎症のように赤くなるアウスピッツ現象が起きたり、角質を取り除くと出血したりもする。乾癬は主に膝、ひじ、臀部、頭部などに生じる。

乾癬の原因としてはストレスと肥満、コレステロール血中などが挙げられているが性格な原因はまだ明らかになっていない。

アトピーは痒みがひどく、掻いてしまうと2次感染が頻繁に発生する。強く掻けば粘液が生じて赤い湿潤性皮膚炎となる。乾癬は白い角質がうろこのように重なり、部位も少しずつ広がっていくが、通常初期には角質がひどき浮き上がってくると考えて治療時期を逃す場合が多い。角質が多く、皮膚炎症が生じたようであればすぐに皮膚科で治療せねばならない。

乾癬は普段皮膚疾患がない健康な人にも生じる可能性がある疾患で、通常20代前半に発生するが10代や30代にも生じることがある。

翰林大江南聖心病院皮膚科のパク・チョンウク教授は「乾癬とアトピーは完治できる治療法がなく、一生管理と治療が必要」だとし、「喫煙と飲酒を控えて、コレステロールの多い食事を避ければ乾癬がひどくなることを防ぐことが出来る」と助言した。アトピーは刺激を最大限に避けて、保湿を徹底することが一番重要だ。特に痒みがひどいときにはシャワーよりも38度程度のお湯に10~20分間体をつけるのが良い。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-03 11:08:46




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