ナラエムアンドディー社、現代自・GMに自動変速機の金型供給

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  • <キム・ヨンジョ代表が独自生産した金型で作った「トルクコンバータ」について説明している>



1974年に慶南地方の昌原(チャンウォン)に2530万平方メートル(約765万坪)規模で造成された国家産業団地には2400以上の大企業・中小企業があり、9万3000人が働いているほどの、膨大な規模を誇るところだ。ここに所在するナラエムアンドディー(代表キム・ヨンジョ)は、昌原国家産業団地の代表的な金型メーカーだ。

金型は部品を造る一種の「枠」だと思えばいいが、大きくはプレス金型と射出成形金型に分けられる。プレス金型は0.5~6ミリの薄い鋼板を、金型の間を通過させつつ鋼板に瞬間的に圧力をかけて、形状を決めて打ち出す方式であり、射出成形金型はプラスチック樹脂(リシン)を金型の中に注入して冷却させて部品を生産する。ナラエムアンドディーは2種類の金型をともに製作している。

ナラエムアンドディーの前身は、LG電子所属の金型部門だ。LG電子はIMF時の構造調整の過程で金型事業部を分社し、この時にスピンアウトしたLG電子の従業員185人が設立した会社がまさにナラエムアンドディーだ。昨年、ナラエムアンドディーがあげた売上げは約950億ウォン水準だ。輸出額が売上げの半分を超える、代表的な輸出企業でもある。ナラエムアンドディーは現在、伝統的な製造大国であるドイツや日本など、総16ヶ国に自動車・家電用の金型を輸出しており、毎年10%以上の売上げ成長率を見せている。

このように勢いに乗ることができたのは、独自開発した製造技術に裏付けされているためだ。自動車の自動変速機(オートミッション)の金型は、国内市場シェアは1位で海外市場5位圏に該当する。

ナラエムアンドディーは1年6ヶ月を金型開発に集中した結果、2000年に国内では唯一の、トルクコンバータを生産できる金型開発に成功した。現在、国内でこの金型を作れるのはナラエムアンドディーが唯一だ。キム・ヨンジョ代表は「ギアの段数が一段階増えるごとに、通常は燃費が6~10%向上すると知られているが、現在ナラエムアンドディーは9段変速まで可能な部品を生産する金型を開発している段階」だと語った。

現在、ナラエムアンドディーの金型で製造されたトルクコンバータは、現代・起亜自動車、GM、フォード車に搭載される。

独自開発した技術はこれだけではない。従来は変速機に組み込まれる部品を製造するときに、通常はプレスで素材を抜き出した後に、切削加工で仕上げなければならない。一方、ナラエムアンドディーは後加工することなく、プレスのみを経て部品を完成する金型を開発した。この場合、生産性がなんと5倍ほど向上し、製造大国のドイツでもこの金型を作ることができるのは1社に過ぎない。

これは技術者を養成するために粘り強く投資した結果だった。現在、ナラエムアンドディー従業員の金型部門の人員のうち、約25%は金型技術研究所に所属して研究開発を担当している。現場技術者の平均業歴は17年に達し、金型部門の従業員の84%が平均2つ以上の国家技術資格を所持しているほど技術力は確かだ。

福祉にも気を使い、子供二人まで大学奨学金50%を支援し、輸出の割合が高いという点を勘案して外部から講師を招き、従業員に毎日の仕事を始める前に中国語や日本語を教えている。キム代表は、「外部からも生産ラインをベンチマークするために、ナラエムアンドディーを頻繁に尋ねてくる」とし、「生産現場の全工程で冷暖房装置を稼働して、設備投資にも心血を注いでいる」と語った。
  • 毎日経済_チャンウォン=キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-11 17:06:52