トップ > テクノロジー > 健康・医学 > 1週間に1度の両親との電話で老人うつ病を減らすことが出来る

1週間に1度の両親との電話で老人うつ病を減らすことが出来る

月1回以上家族と往来で3年後のうつ病危険率36%減少 

ソルラル(旧正月)を前に子供と週1回以上電話をし、月1回以上の訪問往来をした老人にうつ病予防効果が高いという研究結果が発表されて関心を集めている。

亜洲大学病院精神健康医学科のホン・チャンヒョン教授チーム(ソン・サンジュン、ノ・ヒョンウン)が保健福祉部にて2008~2011年に試行した全国老人実態調査資料を分析した結果、子供と週1回以上電話をし、月1回以上訪問往来した老人はそうでない老人に比べて3年後のうつ病発生の危険が顕著に低いという事実が分かったと16日明らかにした。

今回の研究は老人1万3人中、うつ病と認知低下がなく、子供と別に暮らす老人4398人を対象に子供との電話連絡及び往来回数を基準に4つの集団に分けて3年後のうつ病発生を確認した。その結果、3年後のうつ病発生の危険は子供と週1回以上電話、月1回以上の訪問往来を同時にした集団(3196人)よりも△週1回以上電話だけをした集団(563人)は44%、△月1回以上の訪問往来だけをした集団(301人)は49%、△週1回以上の電話もせず、月1回以上の訪問往来もしない集団(338人)は86%も高かった。

つまり、子供と週1回以上電話をし、月1回以上訪問往来をした老人はそうではない老人に比べて3年後のうつ病発生が36%も顕著に現象したということだ。この結果はうつ病発生に影響を及ぼす要件を年齢、性別、教育水準、所得水準、身体疾患の個数、子供の数などを補正した後にも意味を持って現れ、老年期のうつ病発生が子供との電話及び訪問往来の回数と密接に関係していることを立証したことになる。

ホン・チャンヒョン教授は「韓国は1980年代にしても子供と別に住む老人が10人中わずか2人だけだったが、2010年代には老人10人中6人が子供と別に暮らすほどに核家族化現象が深化している」とし、「このような核家族化現象に対して社会がもう少し多くの関心を注いでこそ、老人うつびょうや老人の自殺のような老人問題を解決することが出来る」と主張した。

今回の研究は国際老人病学学術誌「老年病学国際ジャーナル(Archives of Gerontology and Geriatrics)」最新号に掲載された。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-16 15:52:45




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア