トップ > テクノロジー > IT・科学 > 韓国機械研究院、超音波写真の超精密技術を開発

韓国機械研究院、超音波写真の超精密技術を開発


  • 韓国機械研究院、超音波写真の超精密技術を開発
韓国の研究チームが人工構造物を活用して音波を10倍増幅させ、送受信することができる技術を開発した。

韓国機械研究院ナノ自然模写研究室のソン・ギョンジュン研究員とホ・シン責任研究員、釜慶大学校機械工学科のキム・ジェド教授の共同研究者は、ジグザグ形の人工構造物を介して音波の経路を制御しながら音響信号を10倍増幅することに成功したと2日に明らかにした。

研究チームは、音の波長よりも小さい超小型人工構造物をジグザグ形状に設計した後、音波がこの構造物を介して流れるようにした。構造物を通過する音波はジグザグ空間の中に閉じ込められながら圧力が増加して音波がますます大きくなり始めた。

ソン研究員は「初めて構造物に流した音波が、出るときには10倍程度大きくなった状態で測定された」と述べた。研究チームは今回の研究結果が超音波機器などに活用されるものと期待している。超音波機器は音波の送受信によりイメージを作るが、この音波を増幅させれば、より鮮明な映像を得ることができるからだ。

ソン研究員は「超音波、医療機器、非破壊検査をはじめ、プラント安全診断、水中通信の分野にも応用することができるだろう」と付け加えた。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者/写真=韓国機械研究院 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-02 19:46:29




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア