トップ >
テクノロジー > 健康・医学 > 芽キャベツはたんぱく質とビタミンA・Cが豊富、選ぶ時のポイントは?
芽キャベツが話題だ。
芽キャベツは16世紀からベルギー・ブリュッセル地方で栽培され、19世紀以降ヨーロッパに普及した。イギリスを含む北ヨーロッパとアメリカで多く栽培され、韓国でも普及されているが小規模に栽培されている。
芽キャベツは60~90cmに長く育った茎に葉が珍しく付き、葉は30~40個程度連なる。わき目から丸い形で野菜の葉が複数に重なって丸くなり、直径が3~5mmで1個の質量は10~15gだ。
2年ほど栽培すればそれぞれの子キャベツから花茎が出て花を咲かせ、実を結ぶ。キャベツのようにひんやりとした気候を好み、茎と子キャベツが育つ条件がそれぞれ異なっている。
茎が育つ時期には18~20℃の温度と高い湿度を要求するが、子キャベツが実る時期には感想し比較的涼しい条件(12~13℃)を要求する。特に耐寒性がとても強く、-3℃でも寒害を受けない。栽培期間は115~120日だ。
アブラナ科でキャベツの中ではもっとも小さな品種であり、生では食べず、丸ごと調理して食べる。
9月から3月までがもっとも風味が豊かで、購入することも簡単であり、調理方法は多様だ。蒸してバルサミコ酢やパルメザンチーズをかけたり、クリームやチーズソースを添える。イギリスでは伝統的にクリスマスの晩餐に栗を添えて出すが、ブリュッセルのフランス人やベルギー人たちが食べるものと良く似て芽キャベツシチューにチコリーの蒸し煮、ジャガイモの飾りとして登場する。
新鮮なものが一番美味しく、柔らかくなるまで熟せば若いキャベツのように甘い味が出る。大きなものは苦い味が出ることもあるので小さいほどに良い。
たんぱく質とビタミンA、ビタミンCなどが多く含まれておる、貯蔵性が良いので新鮮な野菜が不足しがちな季節の変わり目に歓迎される野菜だ。