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テクノロジー > IT・科学 > ディゲート、ゲームをしながらリハビリする医療機器「REHAB MASTER」開発
< イ・ソンギュン代表 >
医療機器にゲームを融合すればどんな姿だろうか?
ソウル文来洞(ムルレドン)に位置するディゲート(代表イ・ソンギュン)は、この見慣れない組み合わせで新しい市場を攻略している企業だ。去る10年間、ゲームを開発してきたディゲートは、特にセンサーを通じて動きを感知する体験型ゲームを主力分野としている。
体験型ゲームで有名な製品のひとつが、米国マイクロソフトXボックス「Kinect(キネクト)」だが、ディゲートが開発した医療機器「REHAB MASTER(リヘプ・マスター)」もこれと原理は類似している。「REHAB MASTER」に内蔵されたセンサーから放出する赤外線が動く身体に反射して、赤外線を受け入れるDepthカメラが動作を認識する方式でゲームが進行される。
たとえば、腕が痛い患者が病院を訪ねてきたときに、医師が患者の状態を診察した後、体の状態に合う、筋力、関節可動域(ROM)などを測定し、患者はそれに合うプログラムで運動をすることができる。腕を上げて下す単純なゲームから、腕を動かして画面の中の様々なモンスターを捕まえるゲームに至るまでプログラムは多様だ。センサーはその過程で腕が曲がる角度や上がる高さなどを正確に測定して記録する。患者の運動能力をリアルタイムでチェックすることができ、どれぐらい改善がされているかどうか記録して分析することができるオーダーメード型医療機器であるわけだ。
イ・ソンギュン代表は、「患者の状態を把握し、ゲームの強度と回数をセッティングするため、無理に運動する心配がない」と説明した。現在は上体だけリハビリ運動をすることができるプログラムが開発された状態だが、来年まで全身リハビリ医療機を発売する計画だ。イ代表は「ヘルスPT(個人専用)プログラムなどを適用できるプログラムは無尽蔵であり、現在遠隔診断を通じて利用することができるプログラムの開発を完了した状態」とし、「医療院、家庭などを対象にレンタルサービスに活路を開拓するだろう」と述べた。