A. | ものすごく、話をするのが好きなのです。頭を後ろにそらせた状態で、つまらない話を繰り広げるのですが、話の種がなくなると、よく知られている話も初めては「そうだ、これはお前も知っている話だったな。でも、面白くないか」という感じです。まったく口が塞がらない友達です。 しかし、さらに面白いことは、いくら後部座席に一緒に座ろうと誘っても、助手席に座るのです。理由はありません。ただ、前の座席が楽なのです。全く、妙な習慣です。 タクシー運転手の横の席に顧客が座れない国もあります。最初から前の座席と後部座席が仕切りで区切られていて、窓までついていて、客がタクシーの運転手と話をかわそうとしたら、窓を開く必要がある地域もあるそうですね。理由を調べてみると、タクシー強盗が多くてだそうですが、怖いですね。 韓国にももちろんタクシー強盗があります。ところが、最近はタクシー強盗に遭った記事を目にしません。どうやら以前に比べて、タクシー運転手の収入が少ないからのようです。 タクシー強盗が横行していた時は、前の座席に座っていなかったかというと、そんなことはありません。その当時は、タクシーの運転の収入が多い方でした。理由は深夜に割高の料金にしたことに加え、出退勤時間はもちろん、昼間でも公の場で相乗り行為を行ったからでしょう。ここで相乗りとは客を複数のチーム乗せるということです。さらには、それぞれ別の客を4人も乗せるタクシーもいました。 こういう局面で、空のタクシーを単独で乗るなら当然前の席に座らなくてはいけません。後部座席は、2人以上の客のために残しておかなくてはいけないですから。 実際最近では、乗合行為がほとんど消えました。偶然、方向が同じ客がタクシーを待って乗車する場合はあっても、客を乗せたタクシーが道端に立っているゲストの前に止まって「どこへ行くのか」と問うことは消えました。 だからタクシーの乗客もほとんどが一人で乗っても後部座席に座ります。楽だからです。ところが、かならず助手席に座る人がいます。先に述べた、友人のようにです。 おそらくソウルの路上で見た女性もそのような習慣があるようですね。その女性は退屈なことを我慢できない気性があるんでしょう。タクシーの運転手と雑談を共有したり、距離口径もする形ですね。乗っている間、道端の店や人々の装いを確認するのには、前の座席が楽でしょう。 タクシーに乗るときにどこに座るべきかって?ただ、座りたいところに座ってください。ルールなんてありません。 |