Q.韓国最大の芸能企画事務所、SMエンターテイメントの成り立ちが知りたいです（下）
| A. | ユ・ヨンジンがH.O.Tと女性3人組のグループS.E.Sを育てた主役となります。 SMが会社の能力をアイドルグループに注ぎ込む決定をする前に、メジャーと呼ばれる2人組のグループとJ＆Jという在米韓国人のグループをデビューさせました。メジャーは、ショーケースでも反応が良く成功を確信していましたが、放送が問題でした。94年当時の雰囲気では挑発的な衣装と破格的なヘアスタイルが問題になりまいた。イ・スマンがメンバーに服装を綺麗にするよう説得しましたが、メンバーのソ・ヨンスとイム・ボムジュンは卑屈に音楽ができないと拒絶し、最終的にグループが空中分解することになります。 SMがアイドルグループに死活をかけた背景には、1992年に韓国を訪れた5人組アイドルグループ「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」がブームを巻き起こしたこともあります。イ・スマンがアイドルグループを発足させながらベンチマーキングした対象が、米国のプロデューサー、モーリス・スターとTLCです。 SMがアイドルグループを結成した当時、会社にいた練習生がチャン・ウヒョク、トニー・アン、カンタ、ムン・ヒジュンなどであり、カンタとムン・ヒジュンは、ユ・ヨンジンの舞台でバックダンサーとして出演していました。H.O.Tが厳しい練習を経てデビューをしてからも、当時の代表取締役を務めたチョン・ヘイクが一緒に宿舎生活をしながら、プライバシーを制御しました。後日、SMに付きまとう奴隷契約の波紋や、会社が所属芸能人の管理を苛酷なまでにするという評出がでてきたのも、このためのようです。しかし、ヒョン・ジニョンの薬物騒動で二度も苦難を経験したSMの立場からしてみると、理解する余地は十分にあります。 とにかく、イ・スマンが企画してユ・ヨンジンが曲をつくったH.O.Tが1996年9月にデビューし、文字通りビッグヒットを打ちます。絶望のどん底から抜け出せなかった会社も一気に浮上します。男性グループと一緒に、日本や中国市場まで狙ったユージン、シュー、パダを獲得して企画したS.E.Sも翌年に成功的に初公演を開きます。 以降、SMの成功街道には障害物がないように見えました。少なくとも2000年当時としては、韓国最大の芸能企画会社サイダスができるまでSMは98年の神話、99年のフライ・トゥ・ザ・スカイ、2000年BoAを連続的に送り出し、頂上へと駆け上がっていきました。 サイダスは芸能界の大物を無差別的に迎え入れましたが、ここにはH.O.Tと同じ釜の飯を食べていたていたチョン・ヘイクも含まれます。チョン・ヘイクは2001年に契約が満了したH.O.Tのメンバー、トニー・アン、チャン・ウヒョク、イ・ジェウォンなどを迎え入れてJTLを結成し、S.E.Sのユジンも獲得します。 サイダスの絨毯爆撃式のスカウト戦略により、SMは主な収入源であるH.O.TとS.E.Sが解体され、打撃を受けたうえに、時を同じくしてイ・スマンが背任容疑を受けて、米国に逃避したため、暗黒時代が訪れます。イ・スマンがいない間、当時の代表であったキム・ギョンウク体制の下で、SMはミルク、シンビ、ブラックビートなどを輩出しますが、一様に失敗し、株価も急落しました。当時、韓日の両国を行き来しながら、骨を折ってお金を稼いだBoAがいなかったら、SMは非常に絶望的な状況に直面していたことでしょう。 厳しくなった会社の経済状況を見てか、自主的に入国したイ・スマンは、特別赦免で釈放された後、会社を地獄に落とした主犯として認識されていたキム・ギョンウクを降ろして、キム・ヨンミンを代表取締役の座につけます。その後、2003年に東方神起、2005年にSUPER JUNIORと天上智喜を上手にデビューさせ、会社の経営は安定を取り戻すことになります。その後、2007年に少女時代、2008年にSHINee、2009年のf（x）など、毎年デビューさせたグループがすべて上手く安着しながら、再び全盛期を謳歌します。SMが回復する間、上手く行っていたサイダスは役員が裏切り分社することになり、CJグループに移ることになります。 このときSMに3回目の危機が訪れます。東方神起のメンバーだったキム・ジュンス、パク・ユチョン、キム・ジェジュンが奴隷契約を主張して脱退した後、JYJを結成して、C-JeSに移籍したのがきっかけになりました。 SMの日本での活動を引き受けていたAVEXグループがJYJの日本での活動を担当して、SM所属歌手の日本での活動を停止すると、東方神起の残存メンバーであるチャンミン、ユンホはもちろん、天上智喜とBoAも、日本での活動が停止されてしまいます。 アルバム市場でもCJとの紛争により、CJ所有のエムネットチャートからSMの歌手らが消えてしまい、地上波放送局とも問題が生じ、SM歌手らの放送出演に多大な支障が生じたと言われています。このような危機を解決したのは少女時代でした。少女時代の『Gee』がビッグヒットを打ち、MBCの放送出演停止も円満に処理され、SM歌手らが出演しない公演により支障をきたしたCJ系列の音楽番組も白旗を上げます。 日本の他の事務所を介して少女時代が日本に進出して成功をおさめ、AVEXはJYJの所属事務所社長のヤクザ関連の問題を提起し、JYJの活動を停止させる代わりにSM歌手の日本での活動を解放しました。 少女時代のブームに続き、フランスのパリで開催されたSMタウンのコンサートの成功に支えられ、SMの株価も急騰、株主たちを喜ばせてくれました。 韓国最大の芸能企画会社として定着したSMは、2012年EXO、2014年ガールグループRed Velvetをデビューさせ、アイドル絶対強者の面貌を誇示している一方で、SMC＆Cという子会社を介して有名芸能人を獲得し、バラエティやドラマへ活動領域を広げています。 所属歌手と芸能人 - イ・ジェリョン 俳優 - ユン・ダフン 俳優 - チュ・ガヨル 歌手 - ユ・ホジョン 俳優 - ユ・ヨンジンSM取締役、歌手、作曲家 - ソン・ジチャン 俳優 - キム・ミンジョン 俳優 - オ・ヨンス 俳優 - キム・ミジン コメディアン - チョ・ドゥソク コメディアン、VJ - カンタ SM取締役、アイドル歌手、作曲家 - チェ・ジョンユン 俳優 - シム・ジェウォン 前ブラックビート、現振り付けディレクター - BoA アイドル歌手 - キム・イアン 俳優 - イ・ヨニ 俳優 - J-Min 歌手 - チャン・リイン アイドル歌手 - コ・アラ 俳優 - Trax - 東方神起 - SUPER JUNIOR - 少女時代 - SHINee - f（x） - EXO - Red Velvet |
- Lim, Chul
- 入力 2015-01-29 09:00:00
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