Q.韓国人は酒に酔うとどのような行動を見せますか?代表的な酒癖を教えてください(上)

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A. ある中年の男性が酒に酔って千鳥足で歩いてたのですが、誰かが腰を曲げて股の間から顔を出して、千鳥足の自分の姿を見ていたそうです。

気分がすごく悪くなって、普段は余りなかった勇気を振り絞り(おそらく酔ったから勇気も出てきたのでしょう)、とにかく問い詰めるために近づいたのですが、そいつが、その姿勢のまま倒れて眠り込んだというのです。

「おかしなやつもいたもんだ」

通り過ぎようとしたのですが、どこかで見たことのある姿だったため、よく見てみたら、なんと自分の息子だったそうです。

その後、酒を一切口にしないと決心しましたが、今でもその決心を忘れていないかは酒だけが知っていることでしょう。

とにかく、夜遅くに通りに出てみると、酔った人を多く見かけることができます。タクシーをつかまえるために、力のない手を振りながら道端にうずくまる男性の隣には、若い女性が体面など捨てて吐こうとしています。一方では、タクシーのドアノブを掴んで、「私が最初につかまえた」とケンカする人も見ることができます。

韓国の酒文化は西欧とはちょっと違います。家ではなく、飲み屋で夜遅くまで浴びるように飲む傾向が強いです。男性たちの世界では、酒量が自慢にまでなっているので、自分でも知らないうちに限界を超えて飲むことが多くあります。

そのため、飲むことのできる限界を遥かに超えてクァルラになる場合もあります。

この状況にまでなると、普段は見られなかった行動が飛び出してきます。スルチュジョン(술주정)とも呼び、チュサ(酒邪、주사)、チュビョク(酒癖、주벽)、スルポルッ(술버릇)とも呼ぶのですが、時には面白い癖も出てくるので周囲がわざと酒を勧める場合もあります。

私の周りにはお酒に酔い始めるとおならをする友人がいました。一杯飲むたびに数回ずつおならをするため、まるで「飲むのを止めろ」と体がクラクションを鳴らしているかのように聞こえたものです。

誰かに聞いた話ですが、路上で中年の男性が傘の先のとがったほうでしきりに自分の顔を刺していたそうです。顔がかゆくてそうしているのかと近づいてみると、酔っ払った男性は口にタバコをくわえて傘をライターと勘違いしたのか、タバコの火をつけようと傘の先を顔に刺していたのです。この程度の酒癖なら、まだいい方ですよね。

酔中真談(酒に酔うと本音が出るということ)という言葉があるじゃないですか。以前、酒に酔うと、その人の素顔が現れると考えて、娘をもつ父親はお嫁に行かせる前に相手の男性に酒をたくさん飲ませたりしていました。将来の義父の前で正気を保てず横暴に振舞ってしまうと、きれいなお嫁さんは手に入らなかったものです。

本当に他人が我慢できないような酒癖を持っている人も沢山います。

次回は韓国に存在する様々な酒癖をタイプ別にご紹介します。
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-07-27 09:00:00

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