Q.韓国では、暑い夏をどのように過ごしますか?

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A. 言葉だけ聞いても暑いですね。この記事を書く前に、扇風機を回しましたが、扇風機も熱中症にやられたのか、吹く風もあまり涼しくありません。秘蔵の武器を取り出す必要がありますね。

秘蔵の武器とはいっても、実際にはたいしたものではありません。大きな桶にいっぱいの水をいれて、足を浸した状態で仕事をするんです。一人で働くオフィスだからこんなことも可能です。まあ、大企業のオフィスではエアコンがフル稼動しているでしょうから、たらいに水を入れる手間をかける必要はありませんね。

それでも耐え難ければ、仕事道具をまとめて近くのコーヒーショップに行きます。コー​​ヒー一杯だけで、一日中陣取るわけです。誰かは最近、韓国のコーヒーショップが高すぎると愚痴をこぼしますが、4000ウォンのコーヒーで涼しい仕事場の提供を受けるわけですから、高価である気はしません。

韓国人が暑さに勝つ方法は食べることです。初伏、中伏、末伏には参鶏湯(サムゲタン)のお店は足の踏み場もなくなるほど混雑します。それだけでなく、少しでも有名なスタミナ料理を提供するお店は、夏の商売でお金を稼ぐため、暑さを感じる暇もありません。

韓国人の夏のスタミナ食は少し変わっていますよね。タッカルビや味付けチキンなどは外国人も懐疑的な視線ではありつつ受け入れてくれますが、熱い湯気がたつ参鶏湯や鰍魚湯(チュオタン、韓国式のどじょう汁)カルグクスなどは理解しにくいことでしょう。

実は決定的なメニューを外してあります。外国人が苦手とする補身湯(ボシンタン)です。犬の肉で作った料理については、まあ、そういうものだということで、素通りすることにしましょう。

ただでさえ暑いのに、汗をだらだら流しながら辛くて熱い食べ物を食べるなんて、韓国人は正気なのかと質問すると返ってくる答えは一つです。「以熱治熱」。熱は熱で治める。いわゆる対抗作戦というか、そこまでではなくとも、夏に弱った体をケアして栄養価の高い食品を食べるのだと理解してくれればいいでしょう。

ここまではいいでしょう。しかし、なぜ熱い食べ物を食べながら、「ハァッ、シウォンハダ(すっきりした)」というのか、外国人に理解できないそうです。

シウォンハダ(시원하다)という言葉は、冷たい食べ物を食べたり、冷たい風が吹くときに使うべき言葉ではないのか。外国人だけでなく、実際には韓国の子供たちも「シウォンハダ」という言葉が嫌になるときがあります。

孫をとてもかわいがっていた高齢者が、孫を連れて大衆浴場に行きました。簡単に体を洗い、湯気がもくもくとでる浴槽の中に高齢者が入りました。しばらくして、高齢者が「シウォンハダ」と孫においでおいでと手を振ります。「シウォンハダ」という言葉を聞いて湯に足をつけた子供はびっくり驚いて飛び出していきます。

悪口が自然に出てきます。お爺さんが孫に嘘をつくなんて。世の中、信じることのできる人はいません。

暑さに勝てる人はいません。体の丈夫な運動選手も暑さに苦しむのは同じことです。数日前、プロ野球の選手が試合中に熱中症にやられてグラウンドで伸びてしまいました。ヒットを打って1塁まで出て、盗塁をするからと走って、打撃が打ったからと走ったのにファウルボールで帰塁して、これを数回繰り返したため普通ではいられなくなったようです。

倒れた選手が抜けた後、そのチームが逆転を収めたので、暑さが保養になったわけですね。

アフリカの草原の王と呼ばれるライオンも同じです。近くに水がない場合は、木陰に座って舌を出している必要があります。お腹がすいても狩りをする気分にはなれません。

韓国で夏の暑さに勝つ特別な方法があるのかというと、ありません。それぞれのノウハウはあるでしょうが、だいたい同じようなものです。昼間の時間は比較的すいている地下鉄に乗って、本を読んで居眠りをして、通り過ぎる女性を時々目を細めて眺めたり、そうするうちに居眠りをして、ソウルの地下鉄2号線は環状線であるため、2号線に乗って一回りすると、いつの間にか家の近所に到着します。

それでも暑ければ、地下鉄の駅の近くにある銀行に入って、少し座って休んでから出てきたりします。実は、以前は銀行が混み合っていて、この方法がよく使われましたが、最近ではATMなど自動化機器が増え、銀行の窓口が比較的すくようになり、居心地が悪くなりました。

昔は韓国にもユニークな夏を乗り越える方法がありました。

籐の枝を細く裂いて作った「トゥンドゥンコリ(등등거리)」という服が暑さを追い払う秘策の一つでした。トゥンベジャ(등배자、藤褙子)とも呼ばれたのですが、麻で作られた服の下に、これを着ます。汗が流れても服が肌に直接触れず、服に沁みないように作られました。さらに、トゥンドゥンコリが服や体の間に隙間を作ってくれるため、少し風が吹いただけでも涼しくなります。

  • < トゥンドゥンコリ >

トゥンドゥンコリを着たソンビ(士民階層の人)が本を読んでいて眠くなったら、竹で作ったチュップイン(죽부인、竹夫人)を抱いて寝ます。風が吹けばもっといいでしょうが、心配しないでください、風が吹かなければ侍女を呼んで扇がせればいいのです。

高貴な身分のヤンバン(両班)はともかく、農夫や侍女は夏をどう耐えたのでしょうか。そうなのです。ただでさえ暑い夏が、さらに暑くなりますね。
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-07-30 09:00:00

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