Q.江南駅通り魔殺人のような韓国で起きた通り魔・無差別殺人事件について教えてください。

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A. ずいぶんと前に読んだ推理小説を思い出します。日本の作家が書いた作品です。タイトルは『完全犯罪』だったと記憶していますが、作家の名前は到底思いつきません。

おおよそのストーリーは、次のとおりです。丘の上から列車が通過する時間に合わせて石を転がすのです。もちろん、少しつまずいたような姿勢で。事前に練習をしておく必要があるかもしれませんが、運まで加勢するれば石が線路に置かれ、列車が脱線すれば、事故で何人かあの世に送ることができるという話です。

偶然、丘の上にいた彼が発見されても、丘の上ですべったという理由で彼を罰することはできません。道義的な責任は負わなければならないかもしれませんが、刑事罰には問われないので完全犯罪ということです。列車に憎んでいる人が乗っていたのかというと、そうではありません。被害者と殺人犯の間には何の関係もありません。

通り魔殺人、無差別殺人はランダムに行われます。自然災害が無差別的に財産と人命を奪って過ぎ去るように、通り魔殺人も被害者が誰なのか差別をしません。いくら善良な人も、争いを避けようと努力しても、通り魔殺人犯から逃げる道はありません。江南駅の通り魔殺人事件が起きる以前に、韓国で起きた同様の事件をまとめてみます。

東海市役所通り魔殺人事件

2008年7月、江原道東海市役所1階の窓口で30代の男性が凶器を振り回して公務員1人が死亡、1人が負傷しました。彼は部屋に入ると「ここにいる人たちが公務員なのか」と声を上げた後、あたりかまわず刀を振り回し始めました。被害を受けた公務員は30代の女性公務員たちでした。

犯人は現場で逮捕されましたが、彼は事件の2年前に理由もなく火をつけて歩き回り、つかまった前歴があります。犯人は警察の調査で「この世で生きて行くのが嫌になった」という言葉を繰り返したそうです。

内谷洞予備軍訓練場の銃乱射事件

2015年5月、ソウル瑞草区内谷洞の予備軍訓練場で射撃訓練を受けていた予備軍の一人がライフルを乱射した後、自ら命を絶つ事件が起きました。この事故で犯人を含めて3人が死亡、2人が重傷を負いました。

乱射事件と呼ばれてはいるものの、わずか10秒の間に起きた事件でした。弾丸はわずか9発だけが使われました。1発は自分の頭を撃って自殺し、残りの8発で2人が死亡、2人が重傷を負いました。乱射ではなく、正確な照準射撃だったわけです。

犯人は前方で勤務をしてから2013年に満期除隊した予備軍で、現役時代にも、うつ病を患い、関心兵士名簿に名前があったそうです。警察の調査により遺書が発見されましたが「軍服務中に嫌がらせをした人に復讐したいと思う。みんなを殺し、自殺したい」という文句が書かれていたそうです。

水原通り魔殺人事件

2012年8月、京畿道水原の居酒屋で30代の男性が凶器で1人を殺し、4人に重傷を負わせる事件を起こしました。犯人は酒に酔った状態で、居酒屋に入って女性主人に性暴行を加えようとして抵抗されると、凶器で傷害を負わせた後、店に入ってきた客にも負傷を負わせました。

居酒屋を混乱に陥れて逃げていった犯人は、住宅に侵入して家族3人のうち1人を殺し、2人に重傷を負わせました。

犯人は殺害および特殊強姦など、前科11犯の凶悪犯でしたが、自分の境遇を悲観して刑務所から出てきた後、1カ月ぶりに酒に酔った状態で再び恐ろしい犯罪を犯してしまいました。

蔚山三相同通り魔殺人事件

2014年7月、蔚山市のバス停でバスを待っていた女子大生(18歳)が30回近く凶器で刺されて命を失いました。女子大生は、友人の誕生日パーティーの後、家に帰って行く途中だったのですが、犯人とは何の縁もなく、生まれて初めて見る人でした。

20代前半の犯人は仕事を見つけられず、ストレスをたくさん受けて、殺人事件を起こす前日には父と酒を飲んで泥酔状態だったと言います。

蚕院洞通り魔殺人事件

2010年12月、友人と酒を飲んで帰宅していたキムさん(26)が凶器に刺されて倒れました。病院に緊急搬送されましたが、出血過多で息を引き取りました。犯行を起こした犯人のパク(23)は、米国の名門大学に通って中退して帰国した後、閉じこもってゲームにはまっていたそうです。

ゲーム中、パクは「初めて会う人を殺す」と決心して、包丁を持って家を出て、街で最初に見たキムさんを包丁で刺しました。

弘済洞通り魔殺人事件

2008年8月の午後4時、25歳のキム氏は「誰か殺したい」と思い、スーパーマーケットで長さ30センチの包丁を購入した後、犯行対象を物色していたとき、近くを通りかかった40代の男性を発見し、後をつけて殺害しました。首を刺された被害者は、出血多量で命を失いました。

犯人は、特にすることもなくぼんやりと過ごすことが多かったそうですが、妹の首を絞めたり、または眠っている親をひもで締めるなどの異常行動を起こして、2回ほど精神病院に入院したことがありました。

水原駅PC房殺人事件

京畿道水原駅近くにあるPC房(ネットカフェ)で2015年11月、あっけなく人が命を失いました。精神病の病歴を持つ30代の男性がパソコンを使用していたときに急に自分の後部座席でゲームをしていた客に凶器を振り回して、1人が死亡、3人が大きなけがをしました。暴動が起きる前、犯人とゲームしていた一行の間には口論やイザコザは全くありませんでした。

犯人はこの日、自分の家でテレビを見ていたときに、水原市民が自分を傷つけるという幻聴を聞いて、凶器2つを準備した後、幻聴の内容を確認するためにPC房を訪れたと明らかにしました。

光州登山路通り魔殺人事件

江南駅で通り魔殺人事件が起きるひと月前の2016年4月の午後、山に登っていた登山客のイさん(63)は、理由もなく犯人が振り回す凶器に刺されて息を引き取りました。犯人(49)は、携帯電話を見ていたイさんを「私を警察に通報しようとしているのか」と凶器で威嚇し、電話を奪おうとしたところ抵抗したイさんが倒れると、首、胸、背中、太ももを9回刺したことが調査で分かりました。

これを目撃した登山客が警察に通報しましたが、警察と救急隊員が山道を走って到着した時には、すでに被害者が死亡した後でした。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-05-31 00:00:00

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