A. | ポータルサイトDaumに「SM演技者」と検索すると、下のような結果が表示されます。 彼らが本当にドラマや映画に全員出演したのでしょうか。SUPER JUNIORの場合、メンバーが出演したドラマリストがミュージックビデオよりも長いくらいです。少女時代の場合には、ソヒョンやティファニー、サニー、テヨンよりもドラマへの出演が多いユナが抜けているのが不思議なくらいです。 ユナは少女時代のデビュー以前の2007年、MBC週末特別企画である『9回裏、2アウト』で演技者としてデビューしました。SMが実施した演技者オーディションで100回以上脱落した後に合格したそうです。デビューの初期から演技と歌を並行してきましたが、演技者に転業した歌手としてユナを言及するのは正しくないようです。 SM所属アイドル歌手のドラマ出演は、頻繁に行われます。デビューして間もないEXOのメンバーも、少なくともウェブドラマに顔を出しています。EXOのD.O.(ド・ギョンス)とレイは演技活動が本業であるかのように見えるほどです。SMの末っ子ガールズグループであるRed Velvetのアイリンも『ゲーム会社の女子社員たち』というウェブドラマの撮影が終わったそうですから、SMアイドルを歌手に分類することも難しいほどですね。 興味深い事実をひとつ紹介します。アイドル歌手の中で、ドラマへの出演が多い芸能人には、神話メンバーのエリックとキム・ドンワンとエンディ、そしてJYJのジェジュンとユチョンを外すわけにはいきません。ところが、偶然にも、彼らは全員SMと縁があります。とにかく、SMは歌手を演技者にするのに特別な技術でも持っているようです。韓国でSMとライバル関係にあるYGエンターテイメントやJYPエンターテイメントのアイドル歌手はドラマに招待される場合がSMほどには多い方ではありません。 とにかく、ドラマ出演が多いため、SMの歌手が韓国ドラマを独占するケースが起きたりもします。2014年の夏には、東方神起のユノユンホ、少女時代のスヨン、EXOのD.O.が順にドラマの主演を務めたりもしました。 アイドルたちに生業を奪われた俳優たちの気分が良いはずがありません。お茶の間に姿を見せるアイドル歌手の中には、見ていられない程に演技ができない人もいるからです。SM歌手のドラマ出演が最も多いため、演技力不足に対する非難もSMに集中します。 「SMアイドル歌手が出てこなければ、面白かったドラマがたくさんあった」と、ため息をつくファンもいるほどです。ドラマの海外輸出まで念頭に置いて、日本や中国、東南アジア地域でファンを確保しているアイドル歌手をキャスティングするのは仕方のない事ではありますが、本を読むような固い演技は視聴者を無視した行動だという抗議も受けます。 演技力はアイドル歌手が解決すべき宿題です。tvN『応答せよ1988』で演技力に対する不信を鎮めて、旋風的な人気を得たGirl's dayのヘリもその後に出演したドラマ『タンタラ』ではファンの期待に応えることができませんでした。責任感あふれるお姉さん役を引き受けましたが、まるで責任感など一度も感じたことがないかのように不自然な姿でした。 少女時代のソヒョンとEXOのベクヒョンは8月から放送されるSBSドラマ『歩歩驚心:麗』に出演します。このドラマの主人公は演技力を認められているIUが務めるのですが、彼らの他にもモデル出身やミュージカル俳優などが合流しています。ドラマで演技対決を繰り広げる歌手とモデル、ミュージカル俳優、みんなで素晴らしい実力を見せてくれることを願うばかりです。 演技力を認められた歌手の中には、舞台に立たずに演技者に転業したケースもあります。自分の本当の適正を発見したようなものです。次回には、演技者に完全に転業したアイドル歌手について紹介します。 |