解説 | ハングル:카카오당하다 ハングル発音:カカオタンハダ 意味:カカオを批判する言葉 解説: カカオタンハダ。 カカオトークを武器にタクシー呼び、来店予約、プレゼント、金融サービスはもちろん街中の商店街まで侵害するカカオの「タコ足式の拡張(タコの足のように多くの分野に進出すること)」を批判する新造語だ。巨大プラットフォームであるアマゾンを批判する「Amazonized」の韓国版。 バラ色一色だったカカオに暗雲が広がり始めた。破竹の勢いで事業を拡大していたカカオが「ビッグテック規制」という壁にぶつかったからだ。 カカオの株価は急落し始めた。機関投資家が売りさばいた株を個人投資家が買い集めている状況だが、あまりにも買収が勢いに乗っているため個人投資家の活躍が微々たるものに感じられる。 カカオは「スマート呼び出し料金の引き上げ」を撤回し、物議になっていた「保険仲介サービス」などを中断すると発表した。自営業者との共生策として3000億ウォンの基金を造成するという立場も明らかにしたが自営業者と消費者の怒りをなだめるには力不足のようだ。 大統領選挙を控え本格的な政治の風が吹くことも悪影響を及ぼすだろう。自営業者の票を意識した政界がカカオの独占的地位を低めることに集中するからだ。すでに国政監査にカカオのトップであるキム・ボムス議長を呼び出した常任委員会が4か所もある。 カカオが、これに対する対応策として提示した案がグローバルビジネスだ。街角の商圏で利益を取らず海外に目を向けるという意味だ。
カカオウェブ漫画が日本やタイなどで宣伝されているが、カカオトークなしで海外市場でどの程度の成果を上げることができるか未知数だ。 韓国市場の成果や路地市場まで侵害するというカカオの各種サービスが結局はカカオトークに基盤を置いたビジネスだからだ。こうした中核武器もなしにカカオが海外進出に成功したら、その時は「カカオタンハダ」の意味が変わるだろう。 |