解説 | ハングル:국룰 ハングル発音:ククルル 意味:国民の大多数が広く受け入れている規則 解説: 国民のルール、国民の大多数が広く受け入れている規則。 オーストリア皇后のエリザベス(1837~1898)は身長172センチで、彼女が住んでいた当時としてはかなり高い身長だった。それに4回妊娠しても死ぬまで50キロの体型を維持した。 何者かは金串で彼女の胸を刺したが、ぎゅっと締まったコルセットによって出血に気付かなかった。船に乗った後、コルセットを解くと血が噴き出した。その時まで彼女は痛みを感じなかった。コルセットが脊髄神経を圧迫して痛みの情報を大脳へ伝えることができなかったからだ。 「なぜこんなに驚くのですか?私に何か起こったんですか?」 彼女が側近たちに最後に残した言葉だ。 2017年、細い腰のために肋骨6本を取り除いた女性が話題になったりもしたが、21世紀にはコルセットを脱ぎ捨てる女性の方が多いようだ。皇后の話からすると、当然の趨勢に思える。 しかし、脱コルセット運動はコルセットに限られない。レンズ、ロングヘア、濃い化粧など「女性らしい」と規定するあらゆるものを拒否する。 こうした動きが広がり、「脱コルセット=フェミニスト」、「ショートカット=フェミニスト」という奇妙な等式が作られ、東京五輪アーチェリー金メダリストの安山(アン・サン)選手がフェミニスト疑惑に苦しむ原因になった。 「地下鉄で今日、女子大学生が過眠 + ショートカット + メガネ + ズボン + 化粧をしていない人を見たが、そちら(フェミニスト)でしょう?」 「検索していて偶然知り合いの女性のブログを見たけど、すごくきれいで脱コルセットでもないのにフェミだね。元々、フェミはショートカットに何も飾らないのがククルルでしょ?」 ククルルというのは、このように偏見に満ちているかもしれない。 チキンにはビールを必ず注がなくてはならず、おいしいスープ、せめてラーメンのスープでも残ればご飯を混ぜて食べなければならない、といったくらいは笑い飛ばせるククルルなのだろう。 |