解説 | ハングル:사이다 ハングル発音:サイダ 意味:息の詰まる状況に登場する爽快な解決方法や人物 解説:サイダーは炭酸水に糖分と香料を入れて作った清涼飲料水だ。ビールにように喉の渇きを解消するには最適な飲み物だ。炭酸が入っていて、爽快な気持ちになる。 このようなイメージから、サイダー(サイダ / 사이다)はイライラしていたり、息の詰まるような状況を爽快に解決してくれるという意味で使われる。 何かの集まりや集団に欠かせない人を昔から「甘草のような人」と呼んでいたが、これは甘草が漢方薬を作るときに必ず入る材料という点から始まった言葉だ。サイダーのような役割をしている同僚や知人を、サイダー様、サイダー女と呼ぶのも同じ脈絡から理解することができる。 SBSドラマ『パンチ』で女性検事として出てくるソ・ジヘは、パク・ジョンファンが危機に陥るたびに助けるため、サイダー女(사이다녀)として熱演をしたという評価を受けた。 巷で「세상 사는 이야기를 다 모았다(世の中の暮らしの話を全て集めた)」という言葉の略だという話も流れているが、でたらめだ。 清涼飲料業界ではサイダーを飲んで溜まったストレスをすべて吹き飛ばそうと、4月2日を「サイダーデー」と決めたらしいが、そのマーケティング戦略には驚くばかりだ。 ☞ 韓国のサイダーは、クエン酸と甘味料、炭酸ガスを原料として作られたソフトドリンクだが、欧州のサイダー(Cider)はリンゴを発酵させたフルーツドリンクで、アルコール成分が1~6%程度含まれている。 ☞ 本当に息苦しい世の中を爽快にしてくれるサイダー女の美談がインターネット上に流れている。 女性が地下鉄に乗っていたのだが、持っていたサイダーの瓶が破裂し、床にこぼれた。 彼女は持っていたきれいなハンカチを取り出して床を拭き、びしょびしょに濡れたハンカチを自分のバッグで絞って、さらに床をきれいに拭いた。 その後、地下鉄の顧客センターにメールを送った。 「水気は拭き取ったのですが べとつきまでは拭き取ることができませんでした ごめんなさい」
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