サムポセデ（三放世代）：삼포세대
| 解説 | ハングル：삼포세대 ハングル発音：サムポセデ 意味：直訳すると三放世代、韓国での漢字は三抛世代。恋愛、結婚、出産の三つを抛（放）棄した世代のこと 解説：2011年、韓国の日刊紙である京郷新聞は、特集記事で20代の非正規労働者のエピソードを紹介した。 彼は納付期限に追われて暮らす人生だった。大学に通って納付期限内に登録金を払えずに除籍された後、軍隊に行った。除隊した彼に待っていたのは、母親の交通事故と、3年間の延滞利子により膨れ上がった学費ローン、そしてついには信用不良者のレッテルを張られてしまった。 アルバイトをしながら母親を扶養したが、電話代すら払えないほどになり、ついに発信機能が停止された。付き合っていた恋人に「どんなに忙しくても電話くらいできるでしょ」と別れを告げられた日、彼は電話ができなかった事情を伝える勇気が出なかった。恋愛と結婚を放棄しようという決心が彼にできる全てだった。 この新聞は、このようなエピソードを伝えて、恋愛も結婚も、出産も放棄したり、期限も決めずに延期させるサムポ（三放）世代の出現は、伝統的な家族の形が崩れる状況であることを教えてくれると診断した。就職難と不安定な職場、天井知らずで突き上がる住宅価格という圧力に、結婚はおろか恋愛まで諦める青年が三放世代の一員だ。 ある結婚会社が未婚男女を対象に調査した結果、男性の回答者のうち32％が「経済的な準備が足りなくて結婚が難しいと感じる」と回答した。結婚が難しくなったせいで、恋愛までにとどまるが、相手の女性がそれを望まない場合には恋愛すら不可能になった。このためなのか、最近では三放世代に代理満足を与える恋愛番組が人気を呼んでいる。 |
- Lim, Chul
- 入力 2014-05-22 12:00:00
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