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SM・YG・JYPの勢い継続-実力と個性で成功した中小企画会社の反乱

[2016 歌謡決算②] 

    • < (写真左上から時計回り)EXO、WINNER、TWICE、NCT127、BIGBANG、BLACKPINK >


    一般的に3社と呼ばれるSMエンターテイメント、JYPエンターテイメント、YGエンターテイメントの興行は今年も続いた。しかし実力とファンダムで武装した中小企画会社も強い反乱を起こして彼らを脅かしている。

    SMエンターテイメント(以下、SM)は今年はじめにプレゼンテーションショーを開催し、5つの新規プロジェクトをランチングする計画であることを明かしている。中でもデジタル音源公開チャンネル「STATION」を通じて毎週新曲を発売、少女時代テヨンの『Rain』から始まり、EXOとユ・ジェソクの『Dancing King』、SUPER JUNIOTキム・ヒチョルとBuzzミン・ギョンフンの『ナビジャム』など多様なコラボレーションを披露し愛された。

    これと共にはじめてベールを脱いだボーイズグループNCTはNCT U、NCT127、NCT Dreamなど多様なコンセプトのユニットを順次公開、「2016 MAMA」にて新人賞を受賞し、ホットなルーキーとなった。

    EXOは6月に発売した『EX’ACT』で販売高100万枚を記録してトリプルミリオンセラーとなり、初ユニットとなるEXO-CBX(チェンベクシ)と各種コラボレーション音源、OSTなど発売する曲ごとに愛され名実共に大勢であることを立証した。少女時代テヨン、ティファニー、ヒョヨンそしてSUPER JUNIORキュヒョン、リョウク、f(x)ルナ、SHINeeジョンヒョン、テミンなどがソロアーティストとしての技量を繰り広げたりもした。このように多様なアーティストたちの活動に背を押されてSMは史上はじめて分岐売上高が1000奥ウォンを越える記録を立てた。

    JYPエンターテイメント(以下、JYP)の活躍は目に飛び込むものだった。所属事務所首長であるパク・ジニョンをはじめとしてペク・アヨン、ペク・イェリンがシンガーソングライターとして愛され、初の自作曲『Why So Lonely』で活動したWonder girlsもガオンチャートにて3分岐総合チャート1位となり、変わらない底力を証明した。GOT7もまた国内外で着実に人気を得て成長し、国内歌手史上二番目に「2016 MTV EMAs」にてワールドワイドアクト部門受賞者に選ばれたりもした。

    何よりも存在感を見せたのはガールズグループTWICEだった。4月に発売した『CHEER UP』は各種記録を更新させ「今年最も多く聞いた曲」に頭角し、デビュー1年目にして「2016 Melon Music Award」と「2016 MAMA」にて大賞(ベストソング賞/今年の歌賞)を獲得した。10月に発売した三枚目のアルバム『TWICEcoaster:LANE1』もまた22万枚以上の販売高を見せるなどトップガールズグループに頭角、「ガールズグループの名家」というJYPのプライドをしっかりと見せ付けた。

    YGエンターテイメント(以下、YG)もまたジェクスキス(SECHSKIES)とBIGBANGのカムバック、ガールズグループBLACKPINKをランチングして興行を続けている。一方でBIGBANGのメンバーたちが軍入隊を控えており、WINNERがメンバーのナム・テヒョンの脱退により4人組に再編されるなど、来年には大小の変化を迎える展望であるため、今年の上昇の勢いを続けることができるのか注目されている。

    所属アーティストの中で現在もっとも注目されているグループは、デビューしたばかりのBLACKPINKだ。彼女たちはYGが7年ぶりに打ち出すガールズグループというタイトルでデビュー直後から注目されTWICE、I.O.I、ヨジャチング(GFRIEND)などの大勢ガールズグループのライバルに浮上している。しかし、所属事務所の先輩ガールズグループ2NE1と大きな差別化ができていないという指摘が提議されており、「金のスプーンガールズグループ」、「2NE1の亜流」というタグを付けられた状態であり、今後明確なコンセプトでガールズグループ市場で立場を固めることができるのか、関心が集まる。

    • < (写真上から)防弾少年団、ヨジャチング、MAMAMOO >



    大型企画会社の勢いに押されていた中小企画会社のアイドルも最近着実に人気を得ており、本格的なアイドル市場の世代交代の風を巻き起こしている。

    ガールズグループヨジャチングは1月に発表した『Rough』がMnet.comストリーミング/ダウンロード部門2位となり音源強者として浮上した。『Rough』は音楽番組で1位を15回、『NAVILLERA』は14回獲得し29冠王という記録を立てた。ソースミュージック所属の彼女たちは「パワー清純」という独歩的なコンセプトと中毒性の強い歌で老若男女を魅了した。

    パン・シヒョクプロデューサーが率いるビッグヒットエンターテイメント所属の防弾少年団は、デビュー序盤には大きな成果を見せることができなかったが、今年発売した正規2集『WINGS』で米国ビルボードのメインアルバムチャートとなる「ビルボード200」にて26位にランクインし、国内歌手最高成績を残すなどグローバルグループに成長した。

    「信じて聞くグループ」という修飾語を得たMAMAMOOもまた2月に発売した『You're Best at Everything』を皮切りに『NEW YORK』、『Decalcomanie』など発表する曲ごとに良い反応を得た。彼女たちはレベルの高い歌唱力と華やかなパフォーマンスが融合した実力派グループとして位置づいた。

    大型企画事務所所属アイドルは「○○出身」というタグだけでデビュー前から大きな関心を受け、認知度も自然と付いてくる。しかし大型企画会社のような大型プロモーションなどの進行が容易ではない中小企画事務所は実力と個性だけでファンを魅了せねばならない。このように4世代アイドルの全盛期を開いたヨジャチング、防弾少年団、MAMAMOOなどの活躍は差別化されたコンセプトと実力、個性があれば大型企画会社でなくても、いくらでも成功できることを反証したことになる。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=シックニュースDB、YGエンターテイメント提供 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-18 11:14:00