記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)

同じコーヒーでも人によって違う反応を引き起こす理由は?

1杯飲んでも眠れない理由…コーヒー遺伝子が別にある 

    濃いアメリカーノコーヒーを1日に3杯以上飲まなければ日常を持ちこたえることができない人がいる。一方、ある人は薄いコーヒーを1杯だけ飲んでも心臓がドキドキして眠れずにコーヒーをためらう。

    同じコーヒーなのになぜ人によって身体的に別の反応を引き起こすのだろうか?

    コーヒーは、主に人が疲れを感じたり覚醒が必要なときによく飲む。しかし、個人に現れるコーヒー効果がまちまちなため科学者たちはコーヒーと関連した遺伝的要因があるものと推定していた。このような推測を科学的に証明することができる研究結果が出た。米国ハーバード大学保健大学院のマリリン・コルネリス博士チームは、コーヒーを飲む習慣と関係がある遺伝子変異株6個を発見したと明らかにした。

    研究チームは、コーヒーを飲むヨーロッパとアフリカ系統の12万人を対象に遺伝子の結果を分析した。

    その結果、POR、ABCG2という因子がカフェインの代謝に関与する役割を担当してBDNFとSLC6A4という因子は、カフェインを摂取した後、身体に与える影響に関与することが明らかになった。また、GCKRとMLXIPLはグルコースと脂質代謝に関与する因子と確認された。実際に、今回発見されたコーヒー関連因子の大部分を持っている人は、カフェイン代謝が良く、コーヒーをたくさん飲んでもカフェインが早く吸収されるため、少なくとも1日に4~5杯は飲むコーヒーマニアと確認された。

    一方、この因子を1~2個のみ持つ人はコーヒーをたくさん飲まないことが分かった。これは、コーヒー摂取量が増加したとき、この因子がカフェインの人体代謝率を調節し、人ごとにコーヒーを飲む時にカフェインによる最適な効果を自ら調節することができるということを意味する。

    コルネリス博士は「タバコやアルコールに関連する遺伝因子の分析結果と同じように、コーヒーを飲む習慣でも遺伝的要因が作用するという事実を明らかにした研究結果」とし、「これから一人一人にコーヒー摂取がなぜ身体的に違う影響を現すのかを理解するのに役立つものとみる」と述べた。
  • 毎日経済_キム・ミヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-08 17:10:53