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  • Q.
    カン・ドンウォンが英語が上手な理由を教えてください
  • A.
    数回にわたって英語の上手な芸能人を紹介しながら、頭が良かったり勉強ができたと言及してきましたが、俳優のカン・ドンウォン(姜棟元)も例外ではありません。





    上に見えるのはロンドン映画祭の時に撮った映像ですが発音はほぼネイティブ並みです。

    そして下の動画はあるYouTuberがカン・ドンウォンが英語をどのように勉強したのかを紹介した映像です。





    カン・ドンウォンは英語だけでなくラテン語、中国語、日本語まで上手です。

    新人時代、あるインタビューで自分は地球征服の夢を持っており、これを成し遂げるための第一歩が英語の勉強だと話したことがあります。

    地球征服の夢?

    実に大きい夢です。

    こんな夢は子供のころからあったのでしょう。中学生時代には全校で2位になり200点満点で192点という優秀な成績で名門私立高校に入学したのですから、あんな夢を見ることができたのでしょう。 高校ではサッカーに夢中になりながら学業を疎かにして全校生徒200人中198位になったこともあると言います。反抗心でいっぱいの生徒に変わりました。成績だけでなく外見も変わりました。

    中学生の頃には外で走って遊ぶのが好きで「烏骨鶏」というニックネームがついた黒い少年だったのに、高校卒業の頃にはすらりとしたイケメンに変身しました。

    卒業終盤にはそれでも両親を失望させることはできないと思い必死で勉強して漢陽(ハンヤン)大学機械工学科に入学しました。なので工学部だったのです。

    カン・ドンウォンは一時「金のスプーン(裕福な家の子)」と誤解されていた時期がありましたが、大学に入ってからも学費を稼ぐためにゴルフ練習場でアルバイトをするほどでした。起亜(キア)自動車の末端社員として入社した父親がIMF時代、中小企業に転職した後、SPP重工業の副社長に昇進したことで裕福な子供時代を送ったという誤解を買ったのです。

    学校生活に適応できず、ゴルフ練習場でボールを拾うアルバイトをしながら失意に陥っていたある日、地下鉄でスカウトされてモデルになりました。

    芸能界デビューもお小遣い稼ぎのつもりで始めました。

    「大学時代、1週間の小遣いが5万ウォンだったので、数か月節約してこそ服1着を買える境遇でした。機械科に入学したら機械に触れると思っていたのに、数学と力学の勉強ばかりするため、暇つぶしにアルバイトでモデルをすることになったのです。街頭でスカウントされた後、会社では私を歌手にするつもりでしたが、私は歌手になるつもりは全然なかったのです。あらゆる雑用をさせながらご飯も買ってもらえず、毎日パンにカップラーメンを食べて暮らしていました。気分を害したような様子を見せると、家にも帰らせてもらえませんでした。文字通り「奴隷契約」でしたが、両親が賠償が必要な部分を賠償して解決してくれました」*(2010年マイデイリーインタビュー)

    2003年にMBCドラマ『威風堂々な彼』で演技者の道へと進み、2004年7月に公開された『オオカミの誘惑』に出演してスターになりました。この映画でカン・ドンウォンが傘を上にあげるシーンが女性たちの心臓を感動させたのです。

    カン・ドンウォンが英語の実力を身につけた秘訣についての説明もなく彼の人生についてのみ語ってしまいましたね。

    演技者の道に進んでから彼はいつかはハリウッドに進出するという夢を見ました。幼い頃、マンションの15階に住みながら窓の外を眺めるのが好きで「夢見る少年」というニックネームが付けられたようにです。

    ハリウッドに行くために英語の勉強をしたのです。

    時間があるたびに暇さえあれば一日も欠かさずにです。

    勉強をするからといって誰もがネイティブレベルの実力を備えることができるのではありません。

    ここに追加するいくつかの要領があります。

    外国語の勉強は少し図々しい性格を持たなければならないのです。私がイギリス人やアメリカ人でもないのに発音が少しぎこちなくても文法が間違っていても構わない、勝手に理解してくれるだろう、そんな心情です。

    そのような姿勢で外国人と言葉を交わしてみると、いつの間にか実力が伸びるようになっています。

    そして通訳なしで僕ができるところまで やってみようという心構え。

    不便だから通訳を呼んで、そのような日常が繰り返されれば、決して実力が伸びないことを知っていたのです。

    できるだけ最善を尽くして足りなければ厚かましく済ませて。

    そして何よりも楽しまなければなりません。嫌気がさして辛いと思うと最善を尽くすことも図々しく話すのも難しいからです。

    カン・ドンウォンの座右の銘は昔も今も変わらないといいます。

    知之者不如好之者, 好之者不如樂之者(知る人はそれを好きな人より劣り、好きな人はそれを楽しんでいる人に及ばない)