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もっと! コリア (Motto! KOREA)
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  • Q.
    コーヒーミックスを美味しく作る方法を教えてください
  • A.
    社員がわずか3、4人に過ぎなくても韓国のオフィスの一角には欠かさず備え付けられている飲み物があります。

    コーヒーミックスです。
    街頭にありふれているのがコーヒー専門店であり、ミルクと砂糖がたっぷり入ったコーヒーよりはアメリカーノなど純粋なコーヒーの味を楽しむ人もかなり増えました。しかし、コーヒーミックスがオフィスの必須アイテムであることは微動だにしないです。

    民間会社の事務室だけでしょうか?
    軍隊の宿舎もコーヒーミックスが欠かせないです。銃の代わりにボールペンを握る行政兵の仕事の1つはコーヒーミックスを作ることです。お湯の温度と量を幹部の好みに合わせて入れるコツを熟知しておかなければならないということです。事務室に幹部が訪ねてくると上司の好みが分からず少し苦労しますが、それよりは作るついでにベテランの分を除外するわけにもいきません。事務室にいる人の数だけ忙しく作るのは少し面倒です。

    「あまり、おいしくない」
    こう思う人ももちろんいます。
    エスプレッソなど濃いコーヒーの香りを楽しむ人の口に合わないこともあります。

    しかし、中には要領が分からずコーヒーミックスの味をまずくするケースもあります。
    水を入れ過ぎたり*少し見栄えをよくしようとマグカップやプラスチックのコップに入れる場合です。

    * コーヒーミックス1袋の適度な水の量は70~80℃です。

    味噌チゲは土鍋に盛るのがおいしいように、コーヒーミックスは紙コップに注いで飲むのが一番美味しいです。

    なぜでしょうか?

    すみませんが誰かが研究した内容を紹介します。

    紙コップは唇の触れる部分が薄いので、コーヒーを飲んだ瞬間唇の内側から歯茎に乗って流れながら舌に染み込む反面、マグカップに入れて飲む時は舌に触れた後、喉を通るからです。

    甘みのあるミックスコーヒーは口の中全体を包み込みながらコーヒーの味を伝えるため紙コップに入れたほうがいいし、苦みの強いコーヒーであればあるほどコーヒーカップで飲んでこそ固有の香りを吟味することができるという意味です。

    それに紙コップに注いでおいたコーヒーはマグカップより簡単に冷めやすくなります。熱いという感覚があまり続かないでしょう。熱さが続くと風味が痛みに変わりますが、紙コップは痛みに変わる前にすでに冷めてしまうという利点(?)を発揮します。

    オフィスで時間があるたびにミックスコーヒーを飲んでいると少し嫌気が差して新しい味に挑戦する人もいます。

    SBSの番組『瞬間捕捉世の中にこんなことが』では、食べ物を食べる時もコーヒーをかけて混ぜて食べる50代のおばさんの話が紹介されたことがあります。これはとても変わった事例なので、普通の人は真似しにくいでしょう。夫も飽きたあまり一緒に食事をしないそうです。

    しかし試行錯誤を経て、ついに新しい方法を考え出した人もいます。
    水の代わりにあまり熱くならないように冷たい牛乳にミックスコーヒーを入れて飲むと味がなめらかになります。

    ユーチューバーの男コーヒー(ナムジャコピ)は、コーヒーに牛乳の泡を乗せてカフェでしか味わえないラテの作り方を紹介しました。



    ラテを作る時はフレンチプレスという調理器具が必要ですが、値段が高くないそうなので一度YouTubeを観賞してから決めてください。



    ユーチューバーのTV Ryanは、ミックスコーヒーと牛乳、ホイップクリーム、砂糖、チョコレートでカフェモカの作り方を紹介しました。

    ただ、その場合はミックスコーヒーの最大のメリットである「超簡単」という趣旨が薄れてしまった感じがするのは仕方ないです。

    簡単に食べるという長所を生かすために、水を入れずに粉同士を混ぜてそのまま食べてもいいです。すごくおいしいです。そして200ミリリットルの牛乳パックにコーヒミックスを入れて飲むとコーヒ牛乳の味がします。

    お湯150ミリリットルにミックスコーヒー2袋を入れて、これをスティックタイプのコーヒーミックス袋4~5個分入れて凍らせるとコーヒーアイスケーキを作ることもできます。

    余談ですがコーヒミックスを入れた後、空き袋でコーヒーを混ぜることが多いのですが、ややもすると体に有害な成分まで飲んでしまうこともあります。

    これはミックスコーヒーの袋、特にスティック型ミックスコーヒーのミシン目のためです。

    袋を簡単に開けるようにするミシン目(Easy-Cut)は、2008年になって披露された新技術です。ミシン目が作られる前はハサミで切ったり、ハサミがない時は口で噛んで開いたり、とにかくオフィスのコーヒー係の女性社員を相当苦しめました。時間がなくて慌てていたら粉が白い服に飛んだりしました。

    ミシン目は袋の開けやすさには効果がありますが、鉛の成分が含まれています。それに、切る時に印刷面にコーティングされたプラスチックフィルムがはがれることがあるのですが、ここには環境ホルモンが潜んでいます。

    もちろんすぐに健康を害すわけではありませんが、それでも気をつけた方がいいです。

    ティースプーンを使うといいのですが、周りに指以外で混ぜるものがないなら袋の後ろの方を利用するのが望ましいです。