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野宿までしたのに… H&M-バルマン相場「購入額以下」に

  • 2日、オンライン中古取引サイトに、先月5日にSPA(製造・流通一括ファッションブランド)のH&Mが韓国でローンチしたフランス有名ブランドのバルマンとコラボレーションした製品を、定価以下で売るという内容の文章が掲載されている。

    発売当時、ソウル明洞などのH&M店舗の前には、数日前から野宿までして並ぶ消費者で長蛇の列を成して、5日にオープンするやいなや、H&M-バルマンのコラボレーション製品は3時間でほとんど完売になるほど、大きな人気を得た。購入者の中には、バルマンのデザイン自体の魅力や認知度、希少性に引かれた消費者だけでなく、購入価の2倍以上で転売できるという期待を抱いて集まった「リセラー(中間商人)」も多かった。実際に完売直後、中古取引サイトには、数百のH&M-バルマン製品の販売文が投稿され、相場も噂通り、購入価格の2倍水準に達した。

    しかし、わずか1カ月も経たないうちに、H&M-バルマン製品の「価格バブル」が急速に弾けている。最近、中古取引サイトには、かろうじて確保したH&M-バルマン製品を、購入価格よりも低い価格で販売するという文が一日に何十件ずつ掲載されている。「定価19万9000ウォンのH&M-バルマンのウールブレンドピーコートを15万6000ウォンで売る」というような文章だ。

    多くの中古取引サイトは「H&M-バルマン」のコラボレーションにプレミアムをうわのせして販売する行為を「不当取引」に規定して禁止し、会員たちから申告を受け付けている。

    業界関係者は「メーカーとしては良いデザインの服を安値に披露するためにコラボレーションを企画したはずなのに、リセラーが介入して本質が大きく毀損された」とし「最近の相場を見ると、最終的には多くのリセラーたちも利益を得ることができず、販路も塞がれたようだが、最終的には本当にその服を適正価格で買いたかった人たちだけ、被害を受けたことになる」と述べた。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 ユン・ホ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-02 11:36:28